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沖縄でのMV-22オスプレイの不時着水事故について(神奈川県)

本日、米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部の沿岸部で墜落した事故について、米海兵隊は報道発表文で「キャンプシュワブ沿岸の浅瀬に着水した」と発表し、防衛省も広報文で「不時着水」としている問題について、本日、神奈川県政策局から、以下の様に総務政策常任委員会に報告がありました。


~~以下、総務政策常任委員会報告事項~~

沖縄でのMV-22オスプレイの不時着水事故について(神奈川県)


(1)概要

平成28年12月13日21時30分頃、沖縄県名護市東海岸から、約1キロ沖合で、米軍機MV-22オスプレイ1機が不時着水した。事故原因は不明。搭乗員5名は無事(うち2名は怪我)。

(2)国の対応

14日午前、稲田防衛大臣がマルチネス在日米軍司令官に、また、岸田外務大臣がケネディ駐日米国大使に、事故原因の究明、安全が確認されるまでの飛行停止を申し入れた。

米側からは、「事故原因は捜査中である」「オスプレイは、米軍と協議した結果、一時的に飛行停止する」「飛行再開は日本政府と緊密な調整を行った上で行う」と回答があった。

(3)神奈川県の対応

14日午後、県は、基地関係11市(横浜、相模原、横須賀、藤沢、茅ヶ崎、逗子、大和、海老名、座間、綾瀬、東京都町田市)と共に南関東防衛局(防衛大臣宛)に対し、原因究明、再発防止、安全が確認されるまでの県内基地周辺への飛行停止、事故原因や再発防止策等の情報の公表について、申し入れを行った。

~~以上~~


神奈川県には、平和条約発効時(昭和27年)、米軍基地が162か所、約35.9平方キロメートル(茅ヶ崎市の面積は35.76平方キロメートル)ありました。その後、県・地元市等の取組により、整理、縮小、返還が進みましたが、今なお12か所、面積にして約17.453平方キロメートル(座間市の面積は、17.57平方キロメートル)もあり、県土の約1パーセントを占めています。

この中には、在日米海軍司令部がある横須賀海軍施設や厚木海軍飛行場などの海軍施設と、在日米陸軍司令部があるキャンプ座間や相模総合補給廠などの陸軍施設があります。

これらの在日米軍基地は、日米両国政府で締結した日米安全保障条約及び日米地位協定によって、国の責任において米側に提供されています。


都市化が進み人口の密集している本県では、基地の存在が県民生活の安全やまちづくりに障害を与えていることから、県としては、県民の安全と福祉、さらに良好な生活環境を確保するため、県の総合計画である「かながわグランドデザイン 基本構想」及び「かながわグランドデザイン 実施計画」に基地対策の推進を位置づけ、県独自に、また地元市と連携して、国に対して、基地の整理、縮小、返還の促進を働きかけています。

また、基地が返還されるまでの当面の対策として、基地に起因するさまざまな問題(騒音問題、環境問題等)に取り組むとともに、災害時における米軍との相互応援など、基地との連携に取り組んでいます。


カテゴリー:インフォメーション, 県議会
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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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