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平成28年第4回定例会の代表質問 第2期ウエルフェアイノベーション推進計画について

昨年12月に開催された、平成28年第4回定例会の代表質問で私が担当いたしました質問は以下の通りです。

・第2期ウエルフェアイノベーション推進計画について

・イクボス宣言及び関連議案について

・小杉町コンベンションホールについて

・企業会計的手法による本市の財政状況について

 

「第2期ウエルフェアイノベーション推進計画について」の質問と答弁の要旨です。

 

質問:(1)平成25年度に産業と福祉の融合により、新たな活力と社会的価値の創造を目指し、川崎市ウェルフェアイノベーション推進計画が策定された。これまで、本市独自の福祉製品認証基準のかわさき基準(KIS)認証を通じた製品の活用促進などを進め、多くの製品が作られ、サービスが提供されてきた。来年度から5年間を計画期間とする第2期川崎市ウェルフェアイノベーション推進計画のパブリックコメントが実施されているが、1期目と2期目の違い、目的及び目標について伺う。(2)今後の組織作りについて、総務委員会にて説明を受けたさい、我が会派の議員からの質問に対し、今後関係局と連携をしていくとあった。この段階で連携を図るのはいささか疑問を持つ。健康福祉局などと連携を図った上で、さらなる向上を目指すべきと考えるが見解を伺う。(3)製品の実用化や技術力が進めば介護負担が軽減されることが期待されるが、現時点での、導入実績や今後の見通しについて伺う。(4)実際に使われている方々からは、どのような声が出ているのか伺う。

 

答弁:(1)第1期計画では、「かわさき基準・KIS」の認証による自立支援の取組を、新たな社会的価値の創造、イノベーションの動きに上げることを目指し、そのスタートアップ期間として、「ユニバーサルデザインタクシーでの工場夜景ツアーの創出」など、具体的な取組を行ってきた。第2期計画では、社会環境や産業・福祉分野等における状況変化を踏まえるとともに、本市が新たな重点課題と位置付けた「地域包括ケア」、「かわさきパラムーブメント」の具体化に向け、これまでの取組をステージアップするために計画を改定するもの。基本目標として、「産業と福祉の融合で新たな活力と社会的価値を創造するウェルフェアイノベーションの推進」を位置づけ、計画の目指す姿として、「産業と福祉のハブ機能を活かし、当事者視点を重視した製品・サービスが創出・活用されている状態をつくる」こと、及び、「多様な主体との共創の動きが活発化し、新たな社会モデルとなる取組成果が生み出され続けている状態をつくる」ことの2つを位置付けたもの。(2)第2期計画の推進体制について、これまでも「かわさき基準」の認証などの際、関係局と連携を図りながら取組を進めてきたところ。今回の計画改定にあたり、関係局で構成する「ウェルフェアイノベーション

推進会議」における議論を重ね、各局の取組についても計画に位置付けたところ。今後も連携を一層強化しながら計画を推進していく。(3)製品の導入実績及び今後の見通しについて、これまでも福祉施設への製品の出張PR事業などによりまして導入の強化を図ってきたところだが、平成26年度から「かわさき基準・KIS」認証福祉製品の導入促進補助により、昨年12月1日までに延べ20施設に延べ21製品の導入支援を行ってきたところ。(4)製品を導入した施設から、「質の良い新しい製品を直接知る機会ができた」、「今後も効果的な製品等の紹介を進めていただきたい」などの意見をいただいている。昨年11月から施設等の介護現場において最も苦労される排泄ケアについて、AIなどの最新技術を搭載した製品を用いた実証実験を開始している。今後は、製品の活用のみならず、創出段階での試験的な導入にも取組を広げ、利用者の自立支援と介護者の負担軽減につながる福祉産業の振興を進めていきたいと考えている。

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川崎市議会議員〈中原区〉

原 典之

はら のりゆき

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