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港南消防署夜間救急の実態を調査

港南消防署で夜間救急の実態調査をさせていただいた。(9月19日(火))


私は、午後7時に消防署に入ったが、毎日勤務の署員は、すでに退所で、隔日勤務の署員の勤務は、朝8時から24時間勤務なので、すでに11時間が経過している。


署内の案内をしていただく。


こちらは、コンセント差込口。赤いのは、停電になっても、自家発電によって電源が落ちない仕組みの証。


訓練室は、24時間勤務の署員にとって、体を鍛え動かすばかりではなく、くつろぎの場でもあると。


いつでも出場できるように、運動も署内でするということ。ランニングマシーンなど必要だと思った。


港南消防署は新しく建て替えられたので、設備が整っている。


女性職員は現在4名。女性の個室の宿直室があり、今夜の宿直は1名のみ。私にも一室用意されていた。


午後8時25分、救急隊出場。女性1名、男性2名が今夜の救急隊の編成。


救急隊の出場を示しているランプ。上の写真は、午後856分の時点。上から港南、芹が谷、野庭、港南台と4つの名前にライトがついているのは、港南区内の救急隊が全て出場しているということを示している。


 


この時に、区内からの救急要請が来れば、近隣他区からの救急隊が駆け付けるとのこと。


本日は41人が勤務警備中。


この時間、9月17日の火災についての振り返りが、消防隊員によって図上検討が行われていた。


実際現場で採取してきた、電気コードの燃えカスを見ながら、発火の経緯についての検討がされていた。


実際の消火活動、現場の消防車の配置など、詳しく振り返り検討がされていた。


そして、午後945分ころに署に帰着した救急隊は、手分けして報告書を作成するなどの作業を行っていた。


また、午後1042分出場。東京の大学病院への転院搬送ということだ。この出場での署への帰着は、午前140分。3時間かかっている。


この後また午前339分出場で、69分帰着。そして632分に出場。午前7時に朝食の準備ができましたが、救急隊は帰っていなかった。


この写真は、午前749分の状況。また、区内救急全4隊が出場という事態。


の後、一番上の港南のランプが、一時署への帰路に就いたことを示す点滅となったが、すぐに点灯して、この状況がしばらく続いた。実は、救急車の内部が血液などで汚れた場合に、洗浄・消毒などする時間が必要で、その間救急出場できないので、ランプを付けているのだということた。


駐車場に降りてみると、車内洗浄が終わったところだった。港南署には消毒室が設置されたので、すぐに清掃ができていた。整備されていなければ、救急隊員にとって大きな負担であることを思った。


しかし、区内の3つの消防署には消毒室が無いので、そこに配置されている3隊の救急隊は、消毒室を必要とする場合は、港南消防署まで来たり、また、今年から連携ができた病院の消毒室を借りているということだ。


13時間の夜間救急を体験させていただいて、救急隊員が休む間もなく、食事もまともに取れず勤務する姿を目の当たりにした。


消毒室や、宿直室など整備を進めることは、職員の労働安全衛生を向上させることであり、ひいては市民のためとなることを実感した。


人員の配置と合わせて、消毒室の整備が、救急隊員のムダな労力を削減するためにも急がれる。


朝を迎えて、港南消防署の秋元署長が出勤してこられたので、救急隊の女性隊員と一緒に記念撮影。私はこの防災服で、一晩過ごした。


すっかり明るくなった朝の港南消防署前。なんだか清々しい気分だ。


救急も、消防も出場していないで、全車両がそろっている。こんな時間はめったにないことも実感した夜だった。


港南署の皆様、お世話になりました。ありがとうございました。しっかり質問に生かします!


 


 


 


 

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横浜市会議員〈港南区〉

三輪 智恵美

みわ ちえみ

三輪智恵美

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