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子安小学校移転用地取得に伴う三菱地所の横暴を認めるなー今度は港南台?

市教育委員会から、港南台5丁目にある港南台第一中学校の第2グランドに対して、三菱地所レジデンスが、関心を示しているとの報告があった。


関心を示すとは?


神奈川区で、三菱地所レジデンスが所有していた土地に、子安小学校を建て替えるにあたり、土地の等価交換が提案され、これを市教育委員会が、認めている。


現在の等価交換の状況は、土地がまだ足りないので、市の所有地を更に提供するようにと三菱地所レジデンスは求めている。


三菱地所レジデンスは、今回その更なる等価交換の市所有地として、港南台5丁目のこの土地に関心を示しているという訳だ。


2月の本会議場での現年度議案に対する、討論のうち、


子安小学校移転用地取得に伴う三菱地所の横暴を認めるな


の部分を再掲載する。


市第147号議案子安小学校移転新築工事(第2工区建築工事)請負契約締結.と合わせて、市第148号議案のうち、「小中学校整備費」の「繰越明許費」についてです。

神奈川区の子安小学校では、近年、学区内で大型マンションの建設が相次ぎ、昨年5月1日現在で、すでに児童数が970人にもなり、教室不足で校庭にプレハブ校舎を建てて対応しています。この学習環境改善のため、また更に今後も児童数が増えることが予想されているために、児童数に見合った校舎整備が必要となりましたが、現校地では狭いために移転するものです。

私たちは移転そのものに反対していません。しかし、移転先用地の取得手法には同意できないため議案には反対です。

当該地域でマンション建設を進めてきた移転用地所有者の三菱地所レジデンスの要求するまま、市教育委員会は現子安小用地を主な対象とした等価交換による土地取得を承諾しました。子安小の現校地は、小学校として使用中のために、結果的には等価交換が未だ完了していません。それでも、移転先予定地での建設事業は進めなくてはならず、横浜市は三菱地所レジデンスと土地の賃貸借契約を結びました。横浜市が支払う賃借料は、年間約3億円ですから4年間の賃貸契約期間では12億円にもなります。年間の地代3億円は土地評価額51億円の6%にあたります。それは相場の上限値です。

等価交換にあたって三菱地所は、子安小学校用地の駅に近い南側の部分だけを求め、北側の部分は所得せず、別の市有地を求めています。この駅近の南側の用地にマンションが建設されれば、マンションの日蔭となる北側の細長い土地が横浜市に残されるという事態が予想されます。

また、土地の事前調査費とその処理費を全額横浜市が負担するとの覚え書きの見直しも含め、企業に対して社会的責任をはたし公平な取引をするよう働きかけることを求めます。今回の等価交換によるやり方は改めるべきです。


以上。如何だろうか。市債を発行し、きっちりと終わらせるべきではないだろうか。市長も動くべきだ。


 


 

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横浜市会議員〈港南区〉

三輪 智恵美

みわ ちえみ

三輪智恵美

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