吉田市長が考える横須賀の「若者と政治」

written by:明治大学1年 大井麻奈美

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

今回は横須賀の吉田雄人市長にインタビューをしてきました。私大井麻奈美と竹岡力さんで市長室に出向き、「若者」や「政治」について話を伺いましたので今回はその内容をお伝えします! (3月7日取材)

対談

大井:こんにちは、今日はお時間いただきありがとうございます、宜しくお願い致します。

市長:こんにちは。こちらこそお願いします。

大井:私は県立横須賀高校出身で、市長は大先輩にあたります。

市長:大先輩なんて恐れ多いです。

(以下インタビュー)

竹岡:では早速質問させていただきます。現在、「政治と若者をつなぐ」をコンセプトとして活動するスカペンコは学生政策コンペなどを行っていますが、感じるのは「若者の政治への関心の低さ」。市長はどのようなことが原因だと考えていますか?

市長:政治を面白いと思ってくれなかったり、身近に感じられないからでしょうね。そう思ってもらうためにもSNSなどが普及している時代ですので、それこそ「政治の村」などで、政治家がもっと自ら発信していくべきなのではないかと感じます。あとは子どもの時からなにかを決めるとき、困ったらじゃんけんで決めてしまう傾向がありますが、例えばじゃんけんの文化を廃止すると、投票や多数決をすることがどんどん身近になっていくのではないでしょうか。「自分たちが考えて決めているんだ」という感覚が養われ、そうすると政治が少し身近になっていくのではと思います。

竹岡:なるほど、それは面白いですね。では行政という立場からできることはどうでしょうか、例えば市内には市立の横須賀総合高校があります。そちらに対して行っている取り組みなどはありますか?

市長:総合高校では18歳選挙権に絡めた「出前授業」を行っています。また、選挙管理委員会が主体的に活動してくれて、今年に入ってから高校だけでなく小学校、中学校も含めて、合計11校で実施してきています。

竹岡:若者に対しての施策という点では、海老名市が学生に対して奨学金や家賃に補助を出しているそうです。横須賀市でそのような動きはあるのでしょうか?

市長:海老名市のように若者の活動にお金をつける方法も1つあると思いますが、これはあくまで個人的な意見ですが、民間企業で「若者を使いたい「若者のために」と思ってくれているところも多くあるので、民間企業の想いを大切にしたいです。だから、若者を使いたい民間企業と新しいことに取り組みたいというやる気ある若者の「つなぎ役」になれればと思っています。

大井:私たちのような地域で活動する若い世代に期待するものはなんですか。

市長:若者には〝しがらみ〟など関係なく、既存の価値を壊して、新しい価値を作り出してほしいです。既存のサービスでは難しい問題や、より効率的にできる方法があると思いますので、そこを若者らしいアイデアや方法で地域にある小さな社会問題などを解決したりしてくれることに期待したいです。

大井:その若者に、今のうちに見ておいてほしい、または見ておくべきものや社会はありますか?

市長:そうですねー、一つとしては職場体験などで体験できないような仕事を観ることですかね。たとえば葬儀屋さんやその人の人生の最期を自宅で迎える訪問診療とか。今の高校生に思いつく職業を書いてって言ってもほとんど出てこないと思います。タウンページを見たり、実際に仕事場を見学したりして、こんな職業があるんだ、世の中にはたくさんの仕事があるんだと感じてほしいですね。私自身、高校時代は政治に無関心でしたが、大学生になり、弁論サークルに入ったことで、選挙活動に携わったり、パーティーに出席するなど政治の世界を少し見て、知ることができました。それは限られた政治の現場ではありましたがなんとなくいやだなあと感じ、コンサルティングをする会社に就職しました。そこで地方自治体と関わる機会が多かったのですが、感じたのはやはり政治で物事が動いていくということです。それで勉強するために大学院に戻り、勉強をがんばっていましたが、ちょうど同期に取手市の市議会議員がいたり、サークルの先輩が区議会議員になって「やってみれば」と声をかけられたことに影響され、その勢いで市議を目指しました。

大井:大学生の時にそういう活動をしていたんですね。

市長:もうひとつは最先端を感じられる現場に足を運ぶこと。今なんかはYRP地区(横須賀にあるICT技術の研究開発拠点)のようなところでITの現場に触れるのは良いと思います。

20170328_2.jpg

市長:話は変わりますが、スカペンコは毎年学生が発表を行う政策コンペをやっていましたよね。今年はどんな案が出されたのですか?

竹岡:はい。今回は空き家を利用して、週末だけ市内で家を借りるなどの『二拠点生活』をテーマにしたチームが優勝しました。また3月中に市長に発表しに参ろうと思います。

市長:そうなんですね、それは楽しみにしています。また今後も連携して若者の活動の裾野を広げる活動ができたらいいですね。

竹岡・大井:はい、宜しくお願いします。

インタビューを通して吉田市長が「若者と民間」をつないであげたいという強い気持ちを感じることができました。 私たちの活動を通し、政治やまちづくりと若者がもっと近づけるよう、出前授業の企画やブログの発信を頑張っていきたいと感じました。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

この記事にコメントする