2021年04月22日FFFY

　こんにちは。そして、はじめまして！
Fridays For Future YOKOSUKA（FFFY）のやーゆこと山崎鮎美と申します。
現在の「FFFY」メンバーは15人ほどで、年齢層は下は中学生から社会人27歳まで。活動場所は、おもに横須賀市内（久里浜の建設現場前、横須賀市役所前、横須賀中央のYデッキ）です。これまで、市役所前でのスピーチアクション、小泉大臣へのレターアクション、議員さんとのコミュニケーション、建設現場前ストライキ、世界気候アクション、横須賀新環境基本計画策定にあたる市民への意見募集の呼びかけ、気候非常事態宣言の請願提出などに取り組んできました。地球の現状を知ってもらうために、国内のFFFとも連携しながら活動しています。

　『環境問題×市民×行政』そして『政治×若者』をテーマに、これからお話していけたらいいな、と思っていますので、どうぞよろしくお願いします！

　まずは自己紹介のために、２つ質問させてください♪

【気候変動のことを知っていますか？】

　皆さんも、気候変動という言葉を最近ニュースやテレビでよく聞くようになったのではないでしょうか？？「気候変動対策を行わなければならない」というのは、もはや共通認識です。

　世界で約200か国が合意して成立したパリ協定では、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して、2℃より充分低く抑え、1.5℃に抑える努力を追求することが示されています。

　地球の気温上昇を止めないと、大規模な集中豪雨や驚異的な台風の発生、熱波、海面上昇など、持続可能な暮らしが脅かされるような災害の発生率が高まってしまいます。

　日本は近年、豪雨や台風などの気候変動の被害を受けています(そう、日本は気候変動によってとても被害を受ける国なんです！)。また、カリフォルニアやオーストラリアの森林火災や北極圏で38℃を観測するなど、環境に関する驚異的なニュースが、まだ記憶に新しい人も多いのではないでしょうか？

　気候変動の危機から、私たち若者の未来を守るためには、いますぐCO₂などの温室効果ガスを削減することが必要です。もっと詳しく言うと、2030年までに温室効果ガスを半分に、そして2050には温室効果ガスを実質ゼロにすることが必要だと言われています。

【Fridays For Future(未来のための金曜日)という気候変動ムーブメントを知っていますか？】

　こうした気候変動の危機的状況に対して、世界中で声をあげている若者たちが存在します。

　Fridays For Future（未来のための金曜日）は、2018年8月に当時15歳のグレタ・トゥーンベリさんが、気候変動に対する行動の欠如に抗議するために、一人でスウェーデンの国会前に座り込みをしたことをきっかけに始まった運動です。

　彼女のアクションは、多くの若者の共感を呼び、すぐさま世界的な広がりを見せました。この世界的なムーブメントに共感する若者は、ここ日本にもたくさんいました。2019年2月、日本でのFridays For Futureの運動が東京から始まりました。発足以来、学生たちを中心に、徐々に全国各地に活動が広がり、神奈川県でも2020年1月Fridays For Future YOKOSUKA(以下FFFY)が結成されたのです。

　FFFYは現在10代、20代の若者を中心に気候変動についての発信やスタンディングアクションを行っています。

　私たちが活動している横須賀という場所は、気候変動を考える上でとても重要な場所です。なぜなら、気候変動を加速させる石炭火力発電所の建設が三浦半島も南側、久里浜で進められているからです。2023年に発電所の１号基が、2024年には発電所2号基が稼働してしまいます。

　稼働すると、年間726万トンものCO₂が排出されます。これは、横須賀市の年間CO₂排出量の3.8倍もの量に相当します。（参考資料／横須賀火力発電所建設を考える会 | 石炭火力を考える東京湾の会 (nocoal-tokyobay.net)

　世界中で温室効果ガス、そしてCO₂を削減するために、太陽光発電などの再生可能エネルギーにシフトする動きが高まっています。ですが、日本では新しくCO₂を排出する石炭火力発電所が建てられる......。

　このままもっと大きな台風や集中豪雨がくるようになったりしたら？もっと熱い日が続くようになったら？ 毎年森林火災のニュースを見て心を痛めるの？もちろん、生物多様性も失われていますし、農作物にも影響を及ぼしています。そして、世界中に影響を与えたコロナウイルスも環境破壊が原因となっています。

　このままでは地球は持続可能でない。
　地球はひとつしかないのに。

　いまなら気候変動の危機を食い止めることができるかもしれません。

　この問題について、私たちと一緒に考えませんか？そして気候変動が危機的状況であると知ったかたは、一緒にアクションしませんか？