原典之

川崎市議会議員〈中原区〉

原 典之

はら のりゆき

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クリーンエネルギー

2012年12月21日 08:49


大分・福岡視察も、本日2日目を迎え、これから北九州市役所に勉強させていただきに行って参ります。


さて、昨日は、大分空港からレンタカーにて約2時間かけ玖珠郡九重町八丁原にございます、八丁原地熱発電所視察をして参りました。



まずは、施設の案内を受けましたが、東京から大学生の方々も視察をしており一緒に受けさせていただきました。





構造的な、説明ですが、地下より蒸気・熱水を汲み上げまずは、この二つを分けて、蒸気はそのままタービンを回す動力に。熱水は、フラッシャーにて蒸気に変えて、二つの、蒸気にてタービンを回して発電をするシステムで、この方法はここでしかやっていないとの事。
熱源として、利用された熱水は、還元熱水菅を使い地熱貯留層付近に戻し、再び温められ、熱水になると言う、いわゆる半永久的なクリーンエネルギーと伺いました。


こちらの発電所は、二基有しており、一つは昭和52年から稼働。二つ目は、平成2年からの稼働て、合わせて11万kw(37000世帯分)の出力です。川崎市のメガソーラー発電は、扇島・浮島合わせても2万kwなので規模は相当ありますし、土地利用からも効率的な運営だと感じました。八丁原地熱発電所の年間発電量を、石油に換算したら約20万リットル分だそうで、地熱発電は殆ど二酸化炭素をだしませんので、非常に有効なクリーンエネルギーといえます。
但し、お話ししたとおり、地下に熱源がないと行えないので、東北地方、九州地方に集中しており、19ある地熱発電所トータルで、54万kwでして、それでも原発半基分しかないのも現状で、且つ国立公園に建設が出来ないと法律の壁もあります。


もう一つ、八丁原地熱発電所は、バイナリー発電を有しており、こちらは、沸点の低い溶媒を使い、低い温度での地熱発電を試験的に稼働しておりました。こちらは、36度の沸点の溶媒なので、可能性としては、関東地方でもできるのでは、ないかと期待が持てました。
原発に変わる代替エネルギーを実用化出来てこそ、原発廃炉と希望が見えて参ります。
こうした、クリーンエネルギーを電気に変える可能性を、どんどん模索をしなければと、改めて考えさせられた、初日で、ありました。
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