佐藤知一

県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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神戸市(神戸医療産業都市)の取組み視察/本日8月22日、神戸市(神戸医療産業都市)と理化学研究所 計算科学研究機構(AICS) 、キリンビール株式会社の視察を行わせて頂きました

2017年08月22日 16:22

昨日より3日間の予定で、京都府京都市・兵庫県神戸市へ神奈川県議会 総務政策常任委員会 県外調査として訪問しています。本日8月22日(火)、神戸市(神戸医療産業都市)と理化学研究所 計算科学研究機構(AICS)、キリンビール株式会社の視察を行わせて頂きました。


・神戸市(神戸医療産業都市)については、以下の通りです。


神戸市は、1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸の経済を立て直すため、震災復興事業として「神戸医療産業都市構想」を始めました。1998年(平成10年)、当時、神戸市立中央市民病院長でいらした井村裕夫先生(先端医療振興財団名誉理事長)を座長として、京都大学、大阪大学、神戸大学の医学部長や国立循環器病センター(現・国立循環器病研究センター)総長、神戸医師会、兵庫県が参画した「神戸医療産業都市構想懇談会」を設置し、「神戸医療産業都市構想」の基本的な枠組みを検討するための会合を重ねました。


1998年より、神戸市にある人工島「ポートアイランド」において先端医療技術の研究開発拠点を整備し、産学官の連携により、21世紀の成長産業である医療関連産業の集積を図っています。
国の「都市再生プロジェクト」などにも位置付けられ、「日本初のライフサイエンス(健康科学)分野のクラスター」を目指すプロジェクトとして進められました。


神戸医療産業都市には大手製薬会社から中小企業、ベンチャー企業までの企業・団体が進出し、日本最大級のバイオメディカルクラスターに成長しました。
クラスター形成が進むにつれて、雇用者数も約9,200人(2017年3月末現在)と右肩上がりに増加しています。
また神戸医療産業都市の市内経済効果は2005年で409億円、その後5年間で2.5倍の1,041億円に、さらに5年後の2015年には1,532億円に増加し、これに伴う2015年度の神戸市への税収効果額は53億円となりました。


将来像1 最高水準の医療が最適に受けられる神戸 ~更なる病院集積を最適なかたちで進めることで、誰もが世界最高水準の医療を享受できるメディカルクラスターの形成を推進するとともに、患者にとって満足が得られる医療サービスの提供と関連企業にとって満足が得られる医療ビジネスの創造を目指す。


将来像2 先端医療でグローバルに貢献する神戸 ~神戸医療産業都市を構成するコアコンピタンスである橋渡し研究機能と基礎研究機能を強化しながら、新たな医療技術を開発し、それを世界へ発信することで国際貢献を成し遂げ、神戸が世界有数の医療産業都市として発展することを目指す。


将来像3 先制医療を活用した新しいパブリックヘルスを実践する神戸 ~将来起こり得る病気を予測・診断し発症防止や発症を遅らせるために必要な治療的介入を行う先制医療の考え方を重視し、市民参加のもとで新たな健康増進の仕組みを構築し、すべての市民が健康で活力のある健康長寿のまちづくりを目指す。


将来像4 企業等の活動の融合が生み出す活力のある神戸 ~神戸医療産業都市の研究・開発成果や関西圏をはじめとする他のクラスターの成果と、神戸固有のシーズを融合させるともに、企業間コミュニティ内部で自らがビジネス化を促進する仕組みを形成することで、神戸経済の活性化を目指す。


【写真】: 神戸市(神戸医療産業都市)の取組み視察


カテゴリー:県議会, 大震災関係, 政策研究・勉強会, 政務調査活動(視察)