昨日より3日間の予定で、京都府京都市・兵庫県神戸市へ神奈川県議会 総務政策常任委員会 県外調査として訪問しています。本日8月22日(火)、神戸市(神戸医療産業都市)と理化学研究所 計算科学研究機構(AICS)、キリンビール株式会社の視察を行わせて頂きました。
三か所目となる視察先は、キリンビール株式会社 神戸工場(兵庫県神戸市北区赤松台2丁目1番1号)の「水源の森づくり」の取組みについて、工場長自ら、御説明頂きました。
神奈川県においては、水源環境を保全・再生し、県民の皆さまの暮らしを支える良質的な水を安定的に確保していくため、また、長期にわたる継続的な取組みとしていくために、個人県民税の超過課税(水源環境保全税)をお願いしています。
神奈川県では、平成19年度以降20年間にわたる水源環境保全・再生の取組全体を示す「かながわ水源環境保全・再生施策大綱」と、この施策大綱に基づいた第1期(平成19~23年度)と第2期(平成24~28年度)の「かながわ水源環境保全・再生実行5か年計画」を策定し、個人県民税の超過課税(水源環境保全税)を活用し、特別な対策を推進してきました。
水源環境の保全・再生を図るための、長期・継続的な取組の必要性や、これまで取組を進めてきた中で新たに生じている課題に対応するため、平成29年度から5年間に取り組む特別の対策について、「第3期かながわ水源環境保全・再生実行5か年計画」を策定し、水源環境保全・再生のための取組を継続してまいります。
水源環境保全税の税収は、使いみちを明確にするため、特別会計内に設置した「神奈川県水源環境保全・再生基金」で管理し、水源環境の保全・再生のための特別対策事業に活用しています。
調査の目的: キリンビール株式会社神戸工場では、水源地である千刈水源地の上流域に位置する三田市「観福の森」で、水源かん養機能等の様々な森林機能を正常に維持し、水がこれからも変わらず持続できるよう「水源の森づくり」に努めている。また、ビールの原料の水は自己水源である千苅貯水池を水源とし、平成29年5月12日に神戸工場、神戸市、市民の協働により水源保全活動に取り組むため、「千苅貯水池の水源かん養に関する協定」を締結され、これから10年間、千苅貯水池周辺協定対象地において、水源林の除伐作業や下草刈り等の良好な森づくりとして水源保全活動に取り組んでいる。 本県においても、土地及び水資源の総合的企画や水源地域の活性化、その他水源地域対策の取組を推進していることから、同社工場の水源の森づくりとしての取組等を調査することにより、今後の委員会審査の参考に資する。
【写真】: キリンビール株式会社 神戸工場(兵庫県神戸市北区赤松台2丁目1番1号)の「水源の森づくり」の取組みについて、工場長自ら、御説明頂きました。
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