まちの在り方を考える
日本創成会議が発表した消滅可能性都市リストには、東京・池袋駅を有し、人口増を続ける豊島区があります。
単身者流入は続いているものの死亡者数が出生者数を上回る「自然減」の状況が25年以上続いているのです。
つまり、単に人口が増えていても安心はできません。
厚木市の場合
「厚木市人口ビジョンに 基づく地区別の将来人口推計」(平成29年3月)によると特定地域では、非常に急激な人口減少と高齢化が非常に深刻になるとされています。
「市内4地区」
18年後(平成47年)の推計では、緑ヶ丘→人口減少比率=マイナス31%、老年人口比率=38・9%、玉川→同△22・7%、同40%、小鮎→同△21・3%、同37・4%、森の里→△15・2%、同59・4%と推計されています。
人口が大幅に減少した上、65歳以上が、人口の6割を占める地域が、厚木市内に今から18年後に出現します。
今後の人口減少・財政規模縮小を考えると現状の公共サービス継続は困難です。保有している老朽化施設維持も「課題」です。人口が減ると受益の分配から「負担の分配」を考える時代となり、場当たり的な政策は通じません。新しい発想と戦略で、頑張ります。
(以下、PDF )
「厚木市人口ビジョンに 基づく地区別の将来人口推計」(平成29年3月)
カテゴリー:佐藤知一コラム