内閣改造と政策金利引き上げ
~一週間のニュース振り返り(9月21日号)~
先週は、内閣改造と日本銀行の金融政策決定会合が大きなニュースとなりました。
私なりの受け止めと、今後注目していきたいポイントについてまとめます。
【内閣改造について】
■ 安定的な政権運営を目指す人事
今回の内閣改造では、留任となる人事も多く見られます。
これまでの実行力を評価しつつ、今後の安定的な政権運営を目指す狙いがあるものと受け止めています。
私自身、当選1回の議員として、まだまだ一人前になるために取り組むべき課題が山積しています。
一歩ずつ丁寧に向き合いながら、支援してくださる皆さまとともに、さらに高みを目指してまいります。
■ 新たな役職について
内閣改造に合わせて、副大臣や政務官、党役員、国会での役職なども新しくなります。委員会の配属変更など確定いたしましたら、改めて皆さまにご報告させていただきます。
【なぜ今、内閣改造が行われるのか】
政治の世界では、秋に内閣改造が行われることが多くあります。その背景には、政治や行政の日程があります。
秋からは、翌年1月から始まる通常国会に向けて、来年度予算の議論が本格化します。
予算案が固まる前の段階から、新しい体制のもとで議論を進める環境を整えることも、内閣改造の一つの目的だと考えられます。
【金融政策決定会合について】
■ 政策金利を1.25%へ
日本銀行は、政策金利を1.25%に引き上げることを決定しました。
利上げについて一定の理解を示す一方で、今後の動向については引き続き注目しています。
■ 日銀が示した物価上昇への警戒
公表文では、中東情勢やAI需要の拡大、為替変動が物価に及ぼす影響などへの留意が示されています。また、賃金や価格設定の積極化を踏まえ、物価上昇率が目標である2%を上振れるリスクや、資金需要の増加など、金融環境が緩和的な状態にあることについても言及されています。
■ 経済の停滞を招かない、物価安定目標の持続的達成を。
現在の賃上げ率は、現時点で過度に懸念すべき水準ではないと考えます。
デフレ下においても2%程度の上昇が見られたことを踏まえると、5%台の賃上げは、賃上げを促している昨今の流れを考慮すれば、自然な動きとも考えられます。
企業の資金需要についても、政府の方針を踏まえれば、今後さらに伸ばしていくべき領域です。
金融機関の貸出態度も、過去と比べると過度に緩和的とまでは表現できません。
国内投資の不足を補っていく観点からも、一定の緩和的な金融環境を維持することが必要だと考えています。
これらを総合すると、引き締めの材料としてはやや物足りなさを感じています。
一方で、今後注意すべきなのが、生産者物価指数の高さが消費者物価に波及していく可能性です。価格転嫁そのものは、必ずしも否定されるべきものではありません。
重要なのは、その動きが連鎖し、物価上昇率が目標である2%を大きく上回る状態が持続しないかどうかです。
その点については、透明性を確保しながら、今後も丁寧に点検していく必要があります。経済の停滞を招かない、物価安定目標の持続的達成を目指した政策運営を期待します。
■ 政策委員の間でも意見が分かれる
今回の決定では、反対票が2票ありました。
全会一致でなかったことが円安を招いたとの見方もあります。市場はさまざまな要素によって動くため、一つの要因だけで判断することには慎重であるべきです。
物価の見通しや現在の金融環境について、日銀には今後さらに丁寧な説明が求められていると考えます。
【どこまで利上げが続くのか】
■ 「ターミナルレート」とは?
利上げが最終的にどこまで進むのか、その最終到達点は「ターミナルレート」と呼ばれます。日銀ウォッチャー調査では、次回の利上げを来年1月、ターミナルレートを1.75%と見込む声があります。また、QUICKの8月調査では、3回以上の追加利上げを見込む声もあり、2%を超える水準を予想する専門家もいます。
ただし、こうした市場参加者による見通しには、それぞれ異なる前提やリスク認識があります。そのため、現時点の予想が、そのまま将来の政策金利の姿を示しているわけではない点には注意が必要です。
一週間の予定
神奈川県は、雨や曇りの日が多くなりそうですね
9月21日(月・祝)
・敬老の日
・茂木外務大臣・高市首相が訪米
9月22日(火・祝)
・国民の祝日
・国連総会一般討論演説(高市首相演説)
9月23日(水・祝)
・秋分の日
9月24日(木)
・米中首脳会談
今週も、一つひとつの活動に真摯に取り組んでまいります。
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