若者と選挙 番外編② 「平塚スクール議会」小澤リポート
2017年10月16日東海大学文学部広報メディア学科3年 小澤侑平
地域魅惑3年の小澤さんが、今月14日に平塚市内で開催された「ひらつかスクール議会」に参加しました。 今回は、小澤さんによるスクール議会のリポートです。
〈高校生、未来について真剣に考える〉
今月14日、公益財団法人平塚青年会議所が主催する「ひらつかスクール議会」がOSC湘南シティ(神奈川県平塚市)で開かれました。
ひらつかスクール議会とは、平塚市内在住・在学の高校生29名たちが議会場を使用し、市政に対する質問や政策提言を行う事業です。
会場には、平塚市の未来について真剣に考える高校生たちがたくさんいました。
メンバーの中には、高校3年生の女子生徒が3人います。
彼女たちは今年18歳を迎えたのですが、初めて選挙権を得た彼女たちに、今回の衆議院選挙についてどのように考えているのかを聞いてみました。
〈「どの候補者も同じように見える」〉
「今回の選挙で投票をしますか?」と聞いたところ、3人とも「投票する」と答えてくれました。
しかし、1人の女子生徒から「投票はするけど、あくまで投票率を上げるためです」という声がありました。
理由としては、「投票権を使わないのは勿体無い気がする」や「投票する意思はあるけど、誰に入れたらいいのか分からない」などを挙げました。
女子生徒は「どの候補者も同じように見える」「どこに投票しても変わらない気がする」とも。
「誰に投票するかを決めるために、調べないの?」と聞くと、
「調べにくい。もっと分かりやすくしてほしい」「若い人たちが調べやすいようにしてほしい」と答えてくれました。
〈未成年の声、発信する機会を〉
今回質問に答えてくれた女子生徒たちは、ひらつかスクール議会において真剣に平塚市の未来を考え、市政に対して提言できる、とても積極的な若者でした。
しかし、衆議院選挙についての関心はほとんど無いように思えます
インタビューをして感じたのは、意識の高い今回のような18歳の子に対しての情報発信が行き届いていないのかなと思いました。
だからこそ、未成年の有権者の声を発信する機会と場所は、彼らにとって必要なものである気がします。