地域と政治、学生はどこまで知っている?
written by:東海大学文学部広報メディア学科2年 中島健汰
今回のアンケートは、東海大学、神奈川工科大学、相模女子大学、の学生にご協力いただきました。
アンケートのテーマとして「地元・地方」を重要視しました。最近は「マイルドヤンキー」といわれる地元に愛着のある若者が多くなり始めているということで、自分たちの住んでいる地元の政治についてどこまで知っているか、どれだけかかわっているかを調べました。18歳選挙権が夏の参議院選挙から適用され、若者の政治参加が本格的に始まる今、若者の政治に対する意識を見てみようと思います。
- (1)18歳から投票できるようになることを知っていますか
2016年の夏から18歳選挙権が適用され、今年度の参院選挙に投票することができるようになったことを知っている学生は多く、ほとんどが知っていると答えた。このことから、学生が政治に対してある程度の知識があることが分かった。
- (2)地元のことが好きですか
地元が好きだという学生がほとんどを占めており、若年層の地元に対する愛着が強いことがアンケートから読み取ることができた。
- (3)家族や友人と地元の政治について話すことはありますか
あまりない、全くないと答える学生が多く、身近な人とそのような話をする学生は少ないようだ。
- (4)地元の政治に参加していますか
参加している人は少なからずいるが、やはり政治に直接参加している人は少ないようだ。今回の18歳選挙権の施行によって今後参加者が増える見込みもある。
- (5)今年行われる参議院議員選挙の投票に行きますか
これについては当初の予想を大幅に超えて、選挙に行くと答える人が非常に多かった。おそらく行くと答えた学生が本当に選挙に行くのかどうか、という部分もあるが選挙参加への意欲が強い生徒が多く見られた。
- (6)政治のどのような分野に興味がありますか
景気、教育、観光が多くを占め、逆にエネルギーや保険など学生にあまり関係のない部分は興味が薄いことが分かる。
まとめ
今回設定したテーマである「地元」についての若者の関心が非常に高いことは読み取れました。しかし地元の政治についての関心は薄く、参加している若者も少ないことも分かりました。これはおそらく地元の政治と行政の関係などが、若者の中で印象が薄い、もしくは知らないからではないかと考えています。
次回のアンケートでは、この結果をもとに新たなテーマを導き出そうと思います。