原典之

川崎市議会議員〈中原区〉

原 典之

はら のりゆき

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6月本会議代表質問 五反田川放水路整備事業について

2015年07月24日 10:32

6月本会議代表質問において今回、私は
・議案第105号 都市公園について
・川崎市建築行為及び開発行為に関する総合調整条例の検証と運用見直しについて
・川崎市と東急電鉄株式会社との「東急沿線まちづくり」に関する包括連携協定の締結について
・五反田川放水路整備事業について
・選挙権の年齢引き下げについて
を、担当しました。

今回は「五反田川放水路整備事業について」の質問と答弁の要旨をご紹介します。

質問:放水事業運用について、常時運用から洪水時運用に変更されたとまちづくり委員会に報告があった。平常時、五反田川から多摩川に水が流れるまで1週間要する。その間に水中酸素濃度が低下し水質が悪化することにより多摩川に悪影響を及ぼすため国土交通省との協議においても放流についてあたり環境へ配慮するよう条件が出されたとのこと。1)この事業は平成4年着工だが、供用開始を目前に計画が変更されたのか、また現在まで運用に関する議論及び検討はされなかったのか伺う。2)供用開始後の分流部施設工事の手法について、発注方法および予算と併せて伺う。また工事の間に洪水が起きた場合の影響についても伺う。3)放水路内への五反田川からの取水について「自動制御システム」を導入するとあるが、大規模停電や大地震など、洪水以外の緊急時における手動切替などの補助策はあるのか伺う。4)洪水時は放水路は満水で平常には空の状態となるが排水方法について伺う。その際の魚の死骸などの腐敗を起こす要因となる物質の除去について、維持管理についても伺う。

答弁:1)計画の変更について、平成21年度から着手したトンネル工事の施工が進捗し、今年度からの放流部施設の工事着手に向けて詳細な設計や国土交通省との協議を行った結果m「常時運用」から「洪水時運用」に変更した。運用について水質対策として、トンネル内の水に酸素を送り込む方式を考えていたが、実施の段階で検討し、水中の酸素濃度を上げることが困難であることが分かり変更した。2)使用開始後に発注する工事などについて工事の詳細な検討を行っている。適切な時期に発注方法などについて決定して行きたいと考えている。使用開始後の工事期間中の洪水について、運用に必要な設備が整っている。運用及び治水安全上、影響がないと考えている。3)大停電等への対策について、自家用発電設備を設置するとともに手動切替による対応も可能とする計画としている。4)排水方法等について、排水ポンプにより五反田川へ排水することとしている。トンネル内の堆積物についても分流側に集め、除去する計画。維持管理について、トンネル内の清掃や自動制御システム等の設備の保守点検を定期に行うなど、適切な管理に努めていきたいと考えている。