城戸佐和子

小田原市議会議員

城戸 佐和子

きど さわこ

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薬膳~カゼ対策~

2024年01月20日 07:00

薬食同源。
この言葉は漢方では非常によく使う。
食べるものが薬にもなるという考え方だ。
食材の性質や効能を知り、それを活かすことで病気の予防、健康増進などを目指す。これが食養生である。
また、基本的には上記考え方となるが、病気の回復を目的とするものを「食療」と言い、薬膳もこの一つとなる。

病気とまではいかない不調。「未病」と呼ぶが、これを改善するためには、毎日の食事が非常に重要となる。
体に足りないものを補い、気血水のバランスを整え、体の元気を取り戻すためには食材の持つ特性を知ることも重要となる。

食事から得られる栄養からエネルギーを作るニンゲンだが、異物である食材を自身の身体に馴染ませる行為となる消化はとても身体にとって負担となる。
そのため、個人にとって本当に必要な栄養以外を体内に入れると、消化の負担を負うだけではなく消化後余った栄養素を処理するため、かつ必要な栄養を得られず、逆にエネルギーだけ消費してしまう。

それを毎日続けることでエネルギー不足になり、各種不調が起こる。
そのため、どのような食事をしているかは非常に重要であり、それだけではなく、自分が食したものの意味を知ることは重要だ。
なぜなら、自身の体にて何が起こっているかがわかり、その対処法がすぐに理解できるからだ。

さて、食べ物にはそれぞれ性質がある。
5つのタイプを紹介しよう。
①温性②熱性・・・興奮作用
③涼性④寒性・・・鎮静作用
⑤平性・・・寒・熱の偏りなし
①、②は寒い地方で収穫される根菜類が代表され、③、④は暑い地方の果物や夏野菜などに多く、⑤は穀物や豆類に多い。
また、食材には五味(甘・酸・苦・辛・鹹)も存在する。
それらは陰陽五行説のシリーズの時に詳しく説明するが、上記食性や五味を上手に食生活に取り入れると普段の生活のパフォーマンスが上がるだろう。

~薬膳メニュー紹介~
ショウガと長ネギの味噌汁
風邪対策にも♪

材料:しょうが、長ネギ、しいたけ、水、味噌、(昆布や鰹節などお好きな出汁、葛)

鼻水や熱っぽさなど風邪症状は、寒さや風の邪気が体に入り込むことから起こると考えられている。
しょうがも長ネギもどちらも体を温めて血行を良くし、発汗を促す。
また、気の巡りもよくなることから、邪気が体に入るのも防いでくれる。
そこに免疫力や食欲をアップしてくれるしいたけを加えると、わらに効果的カモ♪

しょうがには胃腸のはたらきをよくする、長ネギには関節の痛みを和らげたり鼻水を抑えるなど、ゾクゾクと悪寒を感じるようなカゼの引きはじめにぴったり♪♪

また、もしある場合はそこに葛を追加していただいてトロっとさせるのもよいだろう。
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さぁ、寒い冬を楽しく乗り切って行こー!!

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