本日は、「第53回 愛川工業クラブ 通常総会」(会場:愛川商工会館)に出席させていただきました。
私も来賓としてご挨拶の機会を頂戴し、前日に記者発表された神奈川県の補正予算案の概要や、地域産業支援に関連する施策の方向性についてお話させていただきました。日頃より地域経済の最前線でご尽力いただいている皆様の前で、県政の取り組みを直接ご報告できたことを、大変ありがたく感じております。改めまして、貴重な時間を頂戴しました関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
また、総会後に開催された「事例発表会」にも参加させていただきました。
事例発表では、カミコー株式会社の小島明子社長がご登壇され、愛川工業クラブ経営塾にて開催された「生成AI経営活用セミナー」で得られた知見をもとに、自社での生成AIの活用事例をご紹介くださいました。
発表のテーマは「挑戦が自然にある会社へ」。生成AIを活用することで業務の効率化を図るだけでなく、社員一人ひとりが新たな取り組みに前向きにチャレンジできる企業風土の醸成を目指すという内容でした。特に、業務で必要とされる標準書(作業手順書や説明文)の作成に生成AIを導入することで、文書作成にかかる時間と労力を大幅に削減しながら、品質の向上にもつながったとの報告が印象的でした。
さらに、この成功体験をきっかけとして、AI活用の動きが社内の他の部署にも波及し、部門を超えたデジタル活用の機運が高まりつつあるとのことでした。生成AIの導入が、単なる業務改善にとどまらず、社員の意識や行動にまで好影響を与えている点は、今後の地域産業の発展に向けたヒントでもあると感じました。
地域企業の現場から生まれるこうした前向きなチャレンジの積み重ねこそが、産業の競争力と活力につながる――その可能性を強く実感できる、非常に意義深い時間となりました。
今日の昼食(さとうのごはん)は、キムチチャーハン。胡瓜を入れると美味しいです。
