今年の漢字はいい感じ?

2016年12月28日東海大学文学部広報メディア学科1年 猪股修平

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2016年の漢字は「金」だった。1年の世相を表す漢字としては良いイメージが先行するものとなった。 この漢字が選定された一番の理由は、リオデジャネイロ夏季五輪における日本人選手のメダルラッシュだろう。

私が通う東海大学でも、体育学部に在学中のベイカー茉秋選手(男子柔道90Kg級)が金メダルを獲得したことで大きく沸いた。

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金メダル、金星、金字塔...。「キン」は勝者のシンボルとも言えよう。

しかし、この文字を「カネ」と読むと途端に胡散臭い響きになる。
事実今年の漢字が選定された理由は、金メダルラッシュの他にもある。

地方政治で相次いで発覚した政治とカネの問題だ。
今年は民主主義の学校とまで言われる地方政治で、政治とカネの問題が露わになった1年でもあった。

今年6月、政治資金の使途が公私混同との批判を浴びた舛添要一前都知事が辞任した。
富山市議会では、政治資金の不正使用が相次いで発覚し、議会における3分の1の議員が辞職した。この事案は「辞職ドミノ」と揶揄されている。

後者の事案では政務活動費をプライベートの飲み代に使用したケースもあったという。市民の税金で私腹を肥やすことなど、到底許せないことだ。

政治資金の問題は毎年発覚しているが、世相を表す漢字にまで問題が浮き彫りになってしまった。嘆かわしいことである。

そもそも市民の代表者たる政治家を選ぶのは私たちの一票だ。見直すべきは政治家個人の資質のみならず、私たちの選択眼でもある。投票率の低下が見受けられる昨今だが、ここにも選ばれざる者が当選するからくりがあるのではないだろうか。18歳選挙権が認められた今、私も選挙があれば必ず投票するよう気を引き締めていきたい。

ともあれ、今年はもう終わりを告げる。2017年は幸ある政治が展開されることを望みたい。

良いお年を。


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