新潟県知事辞任、県民の声は

2018年04月23日東海大学文学部広報メディア学科3年 猪股修平

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週刊誌で女性問題を報じられた新潟県の米山隆一知事。
米山知事は4月18日の記者会見で週刊誌の報道内容を認め、辞意を表明した。
2016年10月の就任からまだ1年半しか経っていない。
新知事に期待を寄せていた県民にとっては、最悪の結果になってしまった。

今回の知事辞職について県民はどのように考えているのか。
新潟県出身の東海大学生2人に話を聞いた。

長岡市出身・木津悠穂さん(文学部広報メディア学科3年)
「顔としての自覚持って」

Q.米山知事は女性問題で辞任をした。どのように感じているか?

木津さん:
女性問題が露見してしまい、何も成し遂げずに辞任をしてしまう。知事はいわば新潟の顔。知事の信用が失墜するだけでなく、「新潟」のイメージも悪くならないか心配だ。

Q.就任当初は知事に対してどのようなイメージを抱いていたか?

木津さん:
ハーバード大出身と聞き、頭が良い人だろうと思っていた。ただ、知事選で対立候補だった森民夫さんが元々は長岡市長だったので、正直「(森さんの仕事ぶりを見ていた長岡市民としては)森さんより良い仕事ができるのだろうか...」という思いもあった。

Q.次の知事には何を期待する?

木津さん:
言うまでも無いが女性問題を起こさない人が良い。
そして新潟の顔としての自覚を持てる人が良い。
また、強いて言うならば、最近はコシヒカリなど名産品のブランドが低下しているように感じるので、新潟の地域ブランド向上に努めてくれると嬉しい。

Q.県民として知事に何を訴えたいか?

木津さん:
新潟の顔としての自覚を持って。

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▲米山知事辞任に対する思いを語る木津さん。4月21日、平塚市の東海大学で筆者撮影

見附市出身・Kさん(文学部・19歳)
「怒りと呆れ、通り越してまた怒り」

Q.突然の辞任に対し、県民としてどのように感じているか?

Kさん:
「#MeToo」の動きをはじめ、世界的に女性問題が注目されている。そんな中、女性問題が原因で辞任してしまうのだから、新潟のイメージダウンは避けられないだろう。
また、県政が停滞してしまうので残念だ。
早期の県政正常化が重要だと思う。

Q.就任当初は知事に対してどのようなイメージを抱いていたか?

Kさん:
正直に言うと、個人的に良いイメージは無かった。
2016年の県知事選の際、多くの県民は泉田裕彦知事(当時)の続投を望んでいたはず。
なぜなら、泉田知事は柏崎刈羽原発の再稼働について「福島の事故の検証なしに再稼働はない」と言い続けていたので、心強かった。
しかし、泉田氏は知事選に出馬をせず、原発慎重派の票が米山氏に回った。
米山氏は泉田路線の継承を訴えて当選したものの、諸事情で政党が変わったり、Twitter上で他の政治家と言い争いをしたりで、やりたい放題だった。 私としては完全に選ぶ人を間違えたように感じている。
その挙句、女性問題で辞任した。
怒りを通り越して呆れ、それをまた通り越して再び怒りがこみ上げる。そんな思いだ。

Q.次の知事には何を期待する?

Kさん:
新潟県はTPPの問題と直結する農業、人口減少、拉致問題など、様々な問題がある。
次の知事にはそれらについてしっかり取り組んで欲しい。
そして今回の一件から、県民は当事者意識を持って選挙に臨まなくてはならないと思っている。
※本人希望のため、Kさんについては名前と所属学科を伏せています。

新潟の舵取り、次期知事へ

木津さんの言う通り、知事は県の顔でもある。
その「顔」が最悪の形で辞職してしまうことに、県民はショックと怒りを隠せないようだ。

原発を抱え、農業・人口減・北朝鮮問題もはらむ新潟県。
今後の舵取りは、次期知事によって決まる。


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