【若者インタビュー】小田原市長 守屋てるひこ氏①

2020年10月20日早稲田大学文学部4年 / ノンブランド小田原 小林瑞歩

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 2020年10月上旬、小田原市在住の高校生・大学生らで市長室を訪れました。その時の様子を4回にわたって書いていきたいと思います。

守屋市長プロフィール

守屋 輝彦(もりや てるひこ)
昭和41年11月9日生(53歳)
・神奈川県立小田原高等学校卒
・東京電機大学工学部卒
・東京大学大学院修了
・平成4年 神奈川県庁入庁
・平成23年~ 神奈川県議会議員
・平成27年~ 神奈川県議会議員(2期)
・令和2年5月、第23代小田原市長に就任

 市長室なんて入ったことがないので、みんな緊張。綺麗な部屋に見とれながら奥に進むと市長がいらっしゃいました。名刺をいただき、早速インタビュー開始です!

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Q. 市長になってみて、行政経験と県議時代の政治経験が活きたと感じたことはあるか。

市長:どちらの経験もプラスに活きていますが、「市長としてものごとを決める」ことには、行政職員や県議とはまた違ったものを感じます。日々の小さな意思決定の積み重ねの場において、行政経験や政治経験が役に立っていると思いますが、一方で、責任の重さをより実感することもあります。

Q. 市長のキャッチフレーズ「世界があこがれるまち」とは?

市長:世界中の都市を見てきて、「輝いている人が多いまち」は「世界があこがれるまち」だと思うようになりました。行政だけで複雑な課題に取り組むことは出来ないため、民間のプレーヤーとコミュニケーションをとっていく必要があります。小田原には多種多様なプレーヤーが既にいるところが強みだと思っています。

小林:民間のプレーヤーとはどのように連携をはかりますか。

市長:「連携」は大切だけど難しい言葉です。民間のプレーヤーからは、行政側の都合で断られてしまうことがあるという声をよく聞きます。ですから、民間の提案を実現するためには行政がルールを変える必要も出てきます。これを1つ1つやることで、民間側からより多くの提案が生まれると思うので、行政側としても積極的に提案することで連携していきたいです。


参加した大学生の感想

・世界があこがれるまち=輝いている人が多いまち、という市長の理想を実現するために、前向きに民間からの提案を聞き入れる姿勢を示されていたことがすごく印象的でした。

・市長が政策課題に「民間のプレーヤーとコミュニケーションをとって解決しよう」とお考えであることを知り、小田原のまちづくりは市民全体に開かれ、市民の意見や力が必要とされているのだと感じました。行政と市民との関係も、私が思っていたよりもよりフラットな関係だと感じ、これからの小田原を市長にただ任せるのではなく、共に活気ある小田原を目指し行動していきたいと思いました。


小林の感想

「連携」の難しさに関しては、確かに...と思いました。私たち市民も行政の力がなければできないこともあるので、行政の意向に耳を傾け日々注目する必要性を改めて感じました。


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