模擬授業に参加してきました
2016年10月28日東海大学文学部広報メディア学科1年 猪股修平
こんにちは。地域魅惑の猪股です。
先日の記事において同プロジェクトの中島さんも伝えていましたが、 公益社団法人厚木青年会議所様の10月定例会に行ってきました。 新参者にも関わらず主催者側のご厚意で、私も青年会議所の方々や他大学の学生と同じテーブルで定例会に参加させていただきました。
定例会の前半では、若者と政治をつなぐNPO法人 Youth Create 代表の原田謙介さんが登壇し、 「地域の未来と若者をつなぐ」をテーマに講演をしました(=上写真)。
原田さんは講演の中で、社会を良くしていく動きを作る主役は一人ひとりであることを強調し、 「結果として選挙に行く地域をつくることが大切である」と話していました。 そのうえで、「若者が政治に参画するために、自分の身近な話や興味関心をきっかけとして政治と出会うことが重要だ」と話していました。
ところで皆さんは、自分が投票した候補者や政党を他人に教えてはいけないと思いますか?
そういえば中高の社会科や政治経済の授業で習った選挙の原則の中に、投票の秘密を守る「秘密投票の原則」があったような... ということは教えてはいけない?
いいえ、実は教えても良いのです。秘密投票とはあくまで投票形式のことで、 候補者が投票者に対して投票先を干渉できないようにするためにある原則なのです。 つまり投票後に家族や友人との間で、自分が誰に投票したかを話すことは特に禁じられていません。
私もてっきり「秘密」の言葉に惑わされていましたが、原田さんの講演で「投票した政党や候補を友達と話しても良い」と聞いてびっくり。 次回の選挙からは家族や友人との間で投票後に議論を交わすのも良いかもしれないですね。
定例会の後半はグループごとに分かれ、模擬授業が行われました。 模擬授業では松蔭大学ボランティアサークル「LYNX」の学生さんが講師役を務めました。 授業内容は、戦国時代の武将(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三武将)を現代の政治家に見立て、 どの武将を総理大臣に擁立させたいかをそれぞれの武将の掲げるマニフェストや人物像を踏まえてディスカッションしていくものでした。 誰もが知っている武将を政治家に置き換えて考えることで、選挙や政策についてより具体的に議論することができました。
中学生向けに考案された模擬授業とのことでしたが、大学生や大人でも活発な議論が交わされ、模擬授業は大盛況のようでした。
講師役を務めた松蔭大学看護学部2年の新川夢子さん(20)は 「意見をどう引き出すかを考えるのが楽しかった。若い人に政治は難しいことではないと伝えたい」と、 今後の意欲を語っていました。教える側も教えられる側も有意義な模擬授業だったようです。
当初、青年会議所の定例会と聞いて硬い議論が交わされる場と思っていましたが、 実際は幅広い世代の人たちが政治について考えるきっかけ作りの場となっており、是非幅広い世代の人たちに参加してほしい場でした。
特に学生の人たちに注目してもらいたいですね。
普段の生活中で政治についてあまり議論することない私も、政治と向き合える良い機会となりました。
それでは、次回の記事でお会いしましょう。