バイトの方がマシか?
2017年02月17日東海大学文学部広報メディア学科2年 中島健汰
みなさんこんにちは!地域魅惑の中島です。
春休みに入ると時間が余るもので、よくある派遣の短期バイトを始めたのですが、派遣先の人柄も良く、楽しく働かせてもらいました!
しっかり働くとそれに応じた報酬が貰える、当たり前の事ですが、社会ではこれがまかり通らない事も多々あるようです。
インターネットでニュースなどを見ていると、ある出版社が某企業に潜入し、ブラック企業かどうかを見定めるという企画がありました。「面白いこと考えるなぁ~。」と眺めていましたが、ふと考えるとブラック企業というのは無意識に人間の心理を突く、相当ヤバいものなのでは?と思い始めました。
さっきのアルバイトの下りでも話した様に、正当な労働には正当な報酬が支払われるというある意味資本主義の原理といったものがありますが、所謂ブラック企業では、人件費を切り詰めるためのサービス残業、言葉を変えると無賃金労働が横行していると聞きます。正当な労働に正当な報酬が払われていない状態です。普通に考えたら賃金を払ってくれないような会社に用は無いと断言出来るはずですが、ブラック企業をやめる人も、ブラック企業そのものも減っていないのが現実です。生活の為に働いているわけですから、そうそう簡単に辞めるという決断は難しいかもしれないといった部分はあると思いますが、最近では転職支援の事業が増えているのも事実です。ではどこに要因があるのでしょうか?
『仕事を辞めることを絶対悪の様に考えている人が多くないですか?』
仕事を辞めるといったことが「悪だ」と考えている人が多いから転職に不安を抱いて億劫になってしまうこともあるでしょうし、年功序列制度が強い日本の会社の仕組みにも見られる様に、長く働いた人が偉いといった風潮が転職に良いイメージを持たないといったこともあるのかもしれません。
「転職出来る保証がないから」とか、「たとえブラック企業でも賃金が貰えるならいいか」などと考えている人は結構多いんじゃないかなと。
そんな、生活の為に必死に働いている人を尻目に「最近の若者は欲が無い」と嘆く年長者。その一方で賃金が安くて車も買えないと返す若者。このままではバレンタインのお返しすら買えなくなる若者も出てくるのではないでしょうか?