横須賀市は石炭火力発電所建設を容認?!
2021年10月20日FFFY
横須賀市では、7月9日から7月31日まで、「脱炭素に関する条例」の制定についてパブリック・コメントを募集していました。
こちらが資料です。 380_shiryou.pdf(city.yokosuka.kanagawa.jp)
条例案は9月の市議会で議決され、10月から施行されています。
パブリック・コメントの意見によって2つの修正箇所がありました(その他、言葉の変更など3か所変更あり)。
①前文の「本市」を「横須賀市」に表記を変更
②すべてにおいて「温室効果ガスの排出の抑制」と書いてある部分を「排出の削減」という言葉に変更
国の法律が「削減」に変わったのに横須賀市が「抑制」なのはおかしいという市民の意見が通った格好です。
その一方で、市側の回答に納得できない点もありました。パブリック・コメントの意見募集で、横須賀石炭火力発電所についての質問・意見に対する横須賀市の回答はこのようなものです。
*左が市民などからの意見、右が市の回答です
横須賀市は「環境アセスメントが適切に行われた」との判断を示していますが、環境アセスメントは適切に行われていないのではないかとみる市民との間で現在、裁判が行われている最中です。
また、市は「石炭火力発電所についての是非を決める権限を持っていない」としていますが、横須賀市の方針として、「条例を定めて環境問題に配慮した政策にする」という方針ならば、この石炭火力発電の建設も市として却下することもできるはずです。しかし、市としてこの建設に口出しできない、つまり容認しているということは、横須賀市として環境問題・気候危機に対して真剣に取り組んでいないと私たちは考えます。
私たち、Fridays For Futureは気候危機対策を求めて、自治体や国に働きかけています。横須賀の石炭火力発電所の新設について、気候危機を悪化させる大量のCO2が毎年排出されることを黙って見ている訳にはいきません。
いつになったら、変わるのでしょうか。横須賀は。
市民の関心も薄すぎるように感じています。
未来のためにしっかりと考えませんか。
世界同日開催!横須賀もやります!!
私たちは、10月22日(金)に行われるCOP26(気候変動問題を話し合う国際会議)に併せて、世界各国・日本各地のFridays For Futureが中心となり、政府や自治体に本気の気候変動対策を求める世界気候アクションを実施します。
横須賀では、石炭火力発電所建設現場前と京急久里浜駅前で、気候変動に対する自分の想いを書いたプラカードを持って写真をとるフォトアクションとスタンディングアクションを行います。15:00に建設現場前でスタート。そこから京急久里浜駅に向かいながら気候マーチを実施、16:30~17:00は駅前でスタンディングアクションを予定しています。
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