永井真人

県議会議員〈横須賀市〉

永井 真人

ながい まさと

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【常任委員会審議】環境保全基金の使い道

2025年03月19日 17:00

令和6年度は環境農政常任委員会に所属し環境農政局に係る予算・条例等の審議を行いました。

 

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環境保全基金は地域に根ざした環境保全活動を永続的かつ着実に展開するのに必要な経費を積み立てるために設置されたもので、積立額は6億円です。うち2億円は国からのお金です。目的に合致した事業に、基金の運用益を充当しており、令和5年度の活用実績は環境学習施設維持運営事業(環境学習室、実習室等の維持管理)で、その額は52万9千円でした。

 

せっかく6億円あるのに、年間52万9千円しか活用していないということに驚きました。確かに原資を保ちながら運用益を活用することで長きにわたって基金活用することができるとはいえ、環境保全に対するインパクトは焼石に水と言わざるを得ません。さらに基金は時限的なものなので、このまま運用益だけの活用を続ければもったいない結果となってしまいます。

 

そこで、今までの「運用型」から「取崩し型」に変更するという報告があがってきました。他県でも取り崩し型に変更している事例が複数あります。基金を最大限に活用する方法として妥当性があり、合理的な取り組みであると思います。

 

 

昨年12月の環境農政常任委員会で、この報告について質疑を行いました。取崩し型に変更されれば、令和7年度の新たな予算で、今までにない使い方としての活用が期待できるわけで、どのような使い方になるのかを聞いたのです。しかし、この委員会の場では予算査定の段階であることを理由に使い道については当局は明言しませんでした。

 

年が明けて第1回定例会で新年度予算が上がってきて、取崩し型になった基金の新年度予算での使い道が明らかになりました。(つづく)

 

 

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