僕らが万博を動かす〜地球の未来を担う若者の役割〜
こんにちは!東海⼤学⽂化社会学部広報メディア学科3年の⽯川流也と、1年の川井⿓です。
2025年10⽉、⼤阪で184⽇間にわたって開催された⼤阪・関西万博が閉幕しました。⼤阪・関西万博は開幕から約2900万⼈が来場し、様々な問題に直⾯しながらも⼤勢の⼈が密接に関わり合い、世界を巻きこんだイベントとして完成されていきました。10⽉13⽇に⾏われた閉会式では2027年に横浜で開催される2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)へのBIE旗渡し式も⾏われ、2027年国際園芸博覧会への期待も⾼まります。
"BIE"とは、博覧会国際事務局の略称で、条約に基づき国際博覧会を承認する事務局です。GREEN×EXPO 2027はその事務局に認定を受け、また国際園芸家協会(AIPH)から最上位である「A1」クラスの国際園芸博覧会として認定を受けた博覧会です。
さて今回、私たちは2027年に横浜で⾏われるGREEN×EXPO 2027について、また若者の園芸博覧会への認知向上をテーマとし、多様な観点から公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会(GREEN×EXPO協会)へ取材しました。取材⽇は2025年12⽉10⽇。GREEN×EXPO協会、企画調整部の⽥中さん、機運醸成部の近藤さん、倉井さん、早川さんが今回の取材を受けてくださいました。

国際園芸博覧会ってなに?2027年国際園芸博覧会
GREEN×EXPO 2027は、2027年3⽉19⽇から9⽉26⽇まで、横浜市の上瀬⾕地区(旧上瀬⾕通信施設)で開催されます。テーマは「幸せを創る明⽇の⾵景」で、花と緑を通じて持続可能な未来を提案するイベントです。広⼤な会場では、各国の出展や美しい庭園、体験型ワークショップが楽しめ、70の国・国際機関の参加を目標とし、⼤阪・関西万博のバトンを受け、次なる⼤きな祭典として注⽬されています。

会場づくりにあたっては、華やかな展⽰の裏側で、現実的な課題とも向き合っています。とりわけ⼤きな課題が「交通」と「暑さ」です。東急線南町⽥グランベリーパーク駅、横浜線⼗⽇市場駅、相鉄線瀬⾕駅、三ツ境駅の各駅の中⼼にあるという交通機関から距離のある会場特性を踏まえ、交通需要マネジメントや、シャトルバス輸送による交通需要の分散化が検討されています。また、建物が少なく花と緑が主役となる「園芸」博として、開催時の暑さ対策に⽐較的涼しくなる夜間開催など、⾃然と共存するかたちでの策も検討されているようでした。
「幸せを創る明⽇の⾵景」というテーマは、消費中⼼の私たちの暮らしを⾒つめ直す問いかけでもあるのではないでしょうか。
「自分事」として捉える
GREEN×EXPO協会では、万博を「ただのイベント」で終わらせないために、学生が主体的に関わり、地球の未来への危機感を抱いてもらうための取り組みを進めています。
現在、横浜市と神奈川県を中心に、地域住民や企業との連携が進んでいますが、特に、注目となるのは、「数万人規模」となるボランティアの募集で、「ボランティアこそが、若者が万博に深く関われるぴったりの⽅法」だと話します。
すでに、SDGs学習の一環として県⽴農業⾼校や瀬⾕⻄⾼校との共創プロジェクトが⾏われていますが、今後は⼤学による出展や、教育旅⾏(修学旅⾏や研修旅⾏)の受け⼊れも予定されているそうです。こうした若年層が参加できる「場」が⽤意されているのは、「将来の⽇本を活気づける若い世代に、共に発信していく機会を持ってほしい」という協会としての強い想いがあるからだと感じました。
こうした取り組みから、私たちのような若者へ「環境問題への共通認識」を持っていってほしいとも、語りました。GREEN×EXPO 2027のテーマは「幸せを作る明⽇の⾵景」です。「今の消費中⼼のライフスタイルを続けると、いつか資源を使い果たしてしまう。そんな危機感を、ボランティア参加や博覧会の展⽰やイベントでの体験を通じて『⾃分事』として捉えてほしい」という願いを述べられました。また、「会場には、普段の⽣活ではあまり馴染みのない BtoB(企業間取引)企業も多く参加します。企業がどんな最先端技術で課題解決に挑んでいるのかを知ることは、私たち学⽣にとって、将来のキャリアを考える上での⼤きなヒントになるはず」と語りました。
難しいことは抜きに、世界旅⾏気分を味わえる花・緑の展⽰やさまざまなイベントといった若者がワクワクするようなコンテンツが予定されているとのこと。さらには開催前の楽しみ方として、「ブルーミングリングアクション」に参加して、応援することもできるそうです。
開催に向けての想い
GREEN×EXPO 2027の開催に向けて、改めて想いを尋ねると、「『花と緑』はもちろん、環境問題へのアプローチも⾏っていく。そのために、若い⼈を含め多くの皆様と協⼒してムーブメントを起こしていきたい。多くの⼈、企業に参加していただき、地球課題の解決にむけて共創していきたい」と述べられました。「出展される団体それぞれがイチオシを持ち寄るイベントが万博。各国を巡る世界旅⾏のような体験、1000万株におよぶ花畑での写真撮影、最新技術の紹介など、五感で楽しめる仕掛けが随所に散りばめられる予定。デジタルで何でも知れる時代だからこそ、⼟の匂いや植物の感触、花が織りなす⾹りの芸術といったリアルな体験が、⼼に深く残る経験になる」と語られました。
最後に、「開催まで500⽇を切り、1年もあっという間の中で、皆さんに楽しんでもらえるように職員⼀同奮闘しています。あと1年と少しをぜひ楽しみにしていてください」と皆さんで意気込みを語られました。
取材を通しての感想
今回の取材を通して、国際園芸博覧会という⼀⼤イベントについてより詳しく知ることが出来たと思います。
花と緑というテーマだけでなく、環境問題についても考えて取り組まれているということでした。これからも未来を作り上げていくのは私たち若年層であるからこそ、このイベントに関わっていく必要があるのではないかと感じました。
⽯川
特に関東圏の⼈への認知を⾼めていくということから、関東に住む私のような若者が積極的に関わっていくべきだと考えました。多種多様な花と緑によるまるで世界旅⾏のような気分を味わえる国際園芸博覧会で、イベントとして楽しむだけでなく、⾃⾝と地球の未来に繋がるきっかけとなるように私⾃⾝も参加していきたいと感じました。
今後徐々にイベントについての詳細が公開されていくと聞き、⾮常に楽しみです。
正直なところ、私は⽯川さんから国際園芸博覧会への取材の話が出るまで横浜で国際園芸博覧会が開催されることを知りませんでした。取材に向けていろいろな下調べをし、この博覧会が⾮常に⼤きな規模で開催され、国家規模のプロジェクトだということに私以外にも国際園芸博覧会の開催を知らない層がたくさんいると思い、今回の取材のテーマに若者の認知向上を取り上げました。私の出⾝は東京の⼋王⼦市、⼤学は神奈川県の平塚市にあります。毎⽇家と⼤学の往復なので横浜で⾏われる国際園芸博覧会についての情報に触れることがありませんでしたが、今回取材のために横浜に⾜を踏み⼊れるとびっくり。公共施設のあちこちに EXPO 2027 の⽂字、⼀番驚いたのは横浜市営バスがGREEN×EXPO 2027仕様にラッピングされていたことでした。
ラッピングされた横浜市営バス 開催は再来年ですが、取材を通してこの⼤きなムーブメントに⾃分も多少なりとも加われたのではと思います。最近では⾃然ブームも起きていますので、個⼈的にこの横浜で開催される国際園芸博覧会の開催、そしてこの開催に伴う⼤きな渦の中でどんなものが⽣まれ、どのような社会になっていくのかが楽しみです。
川井
