平成27年度河川水質事故訓練に参加(県議としてオブザーバー参加)しました。
前回に引き続き、県議として「神奈川県河川水質事故訓練」に参加しました。前回(2年前=平成25年7月23日)は、厚木市酒井地先・戸沢橋付近(玉川・相模川河川敷)等で行われ、今回から、各自治体消防の参加もありました。訓練規模も1.5倍から2倍程度になったように見受けられます。
平成27年度上半期には、相模川の寒川取水堰より上流において、事業所が関係した水質汚染事故が7件起きています。
27年度上半期相模川水質汚染事故発生事例
・事業所敷地内の油が降雨により河川に流入
・ボイラータンク配管から油が漏えいし、河川に流入
・ローラー車が散油する油が河川に流入
・高圧洗浄機燃料が雨水枡から河川に流入
・界面活性剤が雨水管を通じて河川に流入し発泡
・廃棄物倉庫から発火し、消火排水が河川に流入
・事業所の排水配管破損により油が河川に流入
=以下、詳細=
県央地域は、県民の水源である相模川を抱え、流域には工場・事業場などが密集し、また、東名高速道路などの幹線道路も集中しています。このような状況のもと、河川への突発的な油の流出や河川の汚濁による魚の大量死など、いわゆる「水質事故」の発生が危惧されます。
県央地域県政総合センターでは、水質事故の未然防止を図るため、工場・事業場への立入調査で啓発等を行っておりますが、万一の水質事故発生に備え、周辺への影響や被害を最小限に抑えるための実地に即した訓練が不可欠です。
そこで、事故発生時における初動対応の習得や、地域における相互協力体制の強化をめざすなど、次のとおり水質事故訓練を実施しますので、お知らせします。
1 実施日 平成27年10月19日 月曜日
(1) 研修会 午後1時00分から2時20分
(2) 実地訓練 午後2時45分から4時25分
2 実施場所
(1) 研修会 厚木市立厚木北公民館(厚木市元町9-4)
(2) 実地訓練 小鮎川河川敷(厚木市元町地先、小鮎川・相模川合流点付近)
3 内 容
(1) 研修会
・水質事故発生時の連絡・対応について(神奈川県県央地域県政総合センター環境部環境保全課)
・水道事業体における水質汚染事故時の対応について(神奈川県内広域水道企業団広域水質管理センター)
・厚木市における水質事故対応について(厚木市環境農政部生活環境課 薄井氏)
・死亡魚の回収・魚の見分け方等について(神奈川県環境農政局 水緑部水産課水産技術センター内水面試験場 長谷川氏)
(2) 実地訓練
・有害物質の流出事故を想定した採水、簡易水質検査
・魚死亡事故を想定した死亡魚の回収
・油流出事故を想定したオイルマットの敷設
・原因究明調査を想定した油種の判別
・講評
4 主 催
神奈川県県央地域県政総合センター
5 参加協力機関
○ 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所
○ 厚木市他管内及び周辺市(環境担当課及び消防本部)
○ 神奈川県内広域水道企業団広域水質管理センター、他水道事業者
○ 神奈川県(大気水質課、環境科学センター、水産技術センター内水面試験場他)
6 参考(前回訓練の実施状況) ※ 佐藤知一も参加しました。
(1) 実施日 平成25年7月23日
(2) 参加機関(26機関 66名)
○ 国機関:国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所
○ 市機関:相模原市、厚木市、大和市、海老名市、綾瀬市、平塚市、伊勢原市
○ 水道事業者:県企業庁(水道水質センター、寒川浄水場)、横浜市水道局(水質課、小雀浄水場)、横須賀市上下水道局、県内広域水道企業団
○ 企業:富士ゼロックス(株)海老名事業所、ソニー(株)厚木テクノロジーセンター、ミツミ電機(株)厚木事業所、(株)日立アーバンインベストメント、北興化学工業(株)開発研究所
○ 団体等:(公社)神奈川県環境保全協議会、厚木愛甲地区相模川水系をきれいにする会
○ 県機関:大気水質課、環境科学センター、水産技術センター内水面試験場、県央地域県政総合センター(県民・防災課、地域農政推進第一課、環境保全課)、湘南地域県政総合センター、県西地域県政総合センター、厚木土木事務所東部センター
(3) 訓練内容
今回訓練と同内容
【写真】: 平成27年度河川水質事故訓練に参加(県議としてオブザーバー参加)しました。
カテゴリー:政策研究・勉強会, 政務調査活動(視察), 活動日誌
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2015年10月19日 17:43