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理解できない学校閉校の計画設定ー北綱島特別支援学校

 北綱島特別支援学校では、重度重複障害児の教育が行われています。


その教育は、1969年、神奈川県教育委員会と横浜市教育委員会が全国に先駆けて「不就学児童生徒の家庭訪問指導制度」を発足させ、学校行くことを猶予や免除されていた子どもたちに家庭訪問指導を、翌1970年には施設訪問指導を開始したことに始まるということです。


そして、1979年の全国の養護学校義務教育化で、鶴見区、神奈川区、港北区(現在は都筑区も対象となっている)とその近接地域に住まう家庭訪問指導対象児は、横浜市立日野養護学校大綱方面分教室が開設され、通学または訪問指導が行われることになりました。


さらに、1982年に横浜市立中村養護学校大綱分校として開設。


1985年4月には、横浜市立大綱養護学校として独立開校されました。


そして遂に、1995年4月には横浜市立北綱島小学校のお隣に校舎を移転し、横浜市立北綱島養護学校と校名を変更しました。


(今は、法改正で、横浜市立北綱島特別支援学校と変更)


 学校が開設されて20年の北綱島特別支援学校を、軽度から重度までの生徒を受け入れる増築が難しいからと、閉校にする事は認められません。


そもそも鶴見区、神奈川区、港北区、都筑区とその近隣の児童生徒が通えるようにと開設されたのに、この地域を空白にするとは、全く理解できません。


 現在在籍の一人ひとりが、安心して学んでいる環境を壊しているのは、教育委員会ではないでしょうか。

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横浜市会議員〈港南区〉

三輪 智恵美

みわ ちえみ

三輪智恵美

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