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やっぱり、北綱島廃校はありえない!

昨日の、特別支援学校3校の視察調査ではっきりしたことは、横浜北部方面で重度重複の障害をもつ児童生徒のための特別支援学校として北綱島特別支援学校は重要で、なくてはならない学校であることが。ますますはっきりしました。


地図は横浜北部方面の特別支援学校の位置図。赤い色は横浜市立。青い色は県立。四角は現在ある学校で、丸はこれからできる予定の学校です。


この地図を見ても、港北区にある北綱島特別支援学校が廃校になったら、北部方面は県立の川崎市にある中原養護がすべて担うことになります。


どうでしょう?左の様な状況が許されるでしょうか。このような状況が、横浜市によってつくられるのは問題ではないでしょうか。上菅田特別支援学校の調査でも、さまざまの工夫をして多くの児童生徒の入学を受け、頑張っておられますが、学校創立時の予定規模でみれば2倍です。


もうこれ以上は無理!って感じです。


県立中原養護学校も、すでに満杯。様々の特別教室がなくなっています。横浜北部方面の子どもたちにとって家庭にとって通学が困難なく通学できるでしょうか。そして、重度重複の障害を持つ子どもたちが、長時間バスに揺られて、または自宅からの送迎を耐えることができるでしょうか。


北綱島特別支援学校の保護者の方から「毎日、生死のはざまにいる」「今年、心肺停止を乗り越えて学校に来れている」「中原では、50分かかり、体力的に難しい。」


このような声から、横浜市教委は、在校生が卒業するまで分教室で、看護師や養護教諭などの体制も整えて対応するとの、延期案を提示したのでしょう。


しかし、保護者の方からは「人口が増える地域では、おのずとわが子のような障害を持つ子どもも増えるでしょう。自分のところは転校しなくてすんで安心だけれど、これまで先輩の方々が苦労してつくってこられた歴史があるので、自分の子さえよければということではなく、閉校は納得できない」


「新しい新入生を受け入れていこうと、PTAはまとまっている」と力強い決意を伺いました。


この思い言葉を、横浜市教育委員のみなさん、林市長には胸に刻んでほしいと思いました。


3校の先生がた学校関係者のみなさん、そして保護者のみなさん、お忙しいところご協力いただき、私たちの調査を受け入れていただきまして、本当にありがとうございました。

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横浜市会議員〈港南区〉

三輪 智恵美

みわ ちえみ

三輪智恵美

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