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市営プールの見直し-こどものプールをなくしていいのか( 神奈川区入江町公園プール)

 

横浜市は昨年10月、「プール及び野外活動施設等の見直しに係る方針」を策定し、利用状況やコスト、配置などを考慮して、プールの統廃合を検討することにした。


対象には、旧余熱プール(以前はごみ焼却場の余熱を使っていたプール、3か所)や公園プール(28か所)だけでなく、学校プール(503か所)も含まれる。


そこで、旧余熱プールでは、私たちが存続を求めていた地元の港南プールは存続となったが、栄プールは廃止。


横浜プールセンターなどは、老朽化が著しいことから再整備を検討。


子どもたちのための公園プールは、学校などの大規模改修などある場合は、公園プールを廃止して学校プールを市民プールとして兼用するということに。


野庭中央公園プールは存続なりほっとしたが、プールが集中している地域にある潮田公園プールと平安公園プール(鶴見区)、芦名橋公園プールと磯子腰越公園プール(磯子区)は集約の対象。


入江町公園プールー市民がプール存続を求める署名
児童数増加により子安小学校(神奈川区)が移転新築となった中で、近くにある入江町公園プールを廃止して、小学校のプールを市民プールとして利用することにした。
入江町公園プールには25mプールと子ども用プールがあり、1時間60円あるいは100円の安価な料金で利用でき、古くから住民に親しまれてきた。


利用者はピーク時(1995年度)の年間29,920人から減ったとはいえ、2014年度には10,465人が利用している。
今、 神奈川区では、市民が「子安小学校の移転と入江町公園プールの“集約”を考える会」を結成。


市に対する要望書では、同プールが「緑豊かな公園の一角にあることも魅力」であり、「昨今の駅近くのマンション建設で人口増の傾向にあり、市民プールの市民利用は益々増加が予想されます」として、プールをなくさないでほしいと、署名を始めている。
学校の授業がある時は市民は使えない、プールの管理にどこが責任を持つのか、今でさえ忙しい学校職員の負担が増えないのかなど、問題が山積みだ。


◇みわ智恵美週刊ニュースは、原則として毎週水曜日発行です。PDF版は下記からダウンロードして、ご自由にお使いいただけます。なお、ご使用の場合には市議団までご一報いただけると幸いです。

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横浜市会議員〈港南区〉

三輪 智恵美

みわ ちえみ

三輪智恵美

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