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総務政策部会(曽我部部会長)ヒアリングとりまとめ会議/県議会 厚生常任委員会(議題は「津久井やまゆり園で発生した事件について」)

本日も早朝から県議会に登庁し、総務政策部会(曽我部部会長)ヒアリングとりまとめ会議を断続的に行っています。


また、 県議会 厚生常任委員会が開会されています。議題は、「津久井やまゆり園で発生した事件について」です。私も傍聴し、情報共有に努めております。私自身も知的障害を持つ家族がいる中で育ちましたが、障害者福祉は、高齢社会を迎え福祉全体を支える若い世代が少なくなる中にあって、抱える課題もこれからもっともっと大きくなります。「障害者を取り巻く環境の改善と障害者福祉の向上」は議員となる一つの大きな動機でありますし、私のライフワークの一つです。


今回の事件は、そうした思いを全否定する許すことのできない事件です。神奈川県内のみならず、全国的にも注目されています。津久井やまゆり園で発生した事件については、再発防止対策と再生に向けて、しっかりと取組んで参ります。


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津久井やまゆり園において発生した事件について (記者発表資料 平成28 年8月16 日)


1 . 事件の概要

平成 28 年7月 26 日午前2時頃、指定管理施設である津久井やまゆり園において、同園の元職員である植松 聖(うえまつ さとし)(26 歳)が施設のガラスを割って侵入し、施設の利用者男女が刺され、男女 19 人が死亡、男女 27 人が負傷(うち3名は職員)しました。


当日、津久井やまゆり園には、入所者 149 名、短期入所者8名、計 157 名の利用者が在園していました。

被疑者は、逃走した後、津久井警察署に自家用車で出頭し、自分がやったと自供し、血痕が付着した包丁やナイフを所持していたことから、捜査を実施し、現場で建造物侵入並びに殺人未遂で緊急逮捕したとのことです。

被疑者は、28 年2月 19 日まで、津久井やまゆり園に常勤職員として勤務していました。


2 . 死亡者・負傷者等の状況(事件当日)

事件発生当時の死亡者及び負傷者の状況は、次のとおりです(職員3名を除く)。負傷された利用者は、北里大学病院等6つの医療機関に搬送されました。

なお、事件の被害にあわなかった男性 64 名、女性 44 名の計 108 名の入所者は、事件発生当日は、園内にて過ごされました。このほか、短期入所者の方8名のうち6名は、自宅に帰宅されました。

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状況 男性 女性 合計

死亡者 9(1)名 10 名 19(1)名

横浜市 1名 5名 6名

相模原市 5(1)名 1名 6(1)名

大和市 1名 1名

座間市 1名 1名

綾瀬市 1名 1名

秦野市 1名 1名

愛川町 1名 1名

県外 1名 1名 2名

負傷者 21(1)名 3名 24(1)名

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3 . 入所者の状況(8月 16 日9時時点)

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状況 男性 女性 合計

在園されている方 51 名 31 名 82 名

他施設へ移動された方 15 名 15 名 30 名

帰宅されている方 15 名 1 名 16 名

入院されている方 8名 0名 8名

その他(持病等により入院) 1名 1名 2名

合計 90 名 48 名 138 名

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4 . 県の対応

○ 7月 26 日午前、事件を受けた記者会見を行い、知事コメントを発表し、午後、知事が園に駆けつけ、指定管理者であるかながわ共同会の理事長及び施設幹部から状況説明を受けるとともに、家族会会長に面会しました。

○ 7月 26 日以降、園内の状況把握及び事実確認、連絡調整のため、障害福祉課の職員を派遣しています。

○ 7月 27 日に、県所管域の障害者支援施設および障害児入所施設の管理者あてに、施設の安全管理の徹底について通知を行いました。

○ 7月 27 日に塩崎厚生労働大臣が来園した際に、中島副知事が同席しました。

○ 7月 29 日に、庁内組織として、津久井やまゆり園事件再発防止等対策本部を設置しました。また、利用者、家族、施設職員等のこころのケアの支援を行うため、県及び相模原市の精神保健福祉センターの医師、福祉職等を派遣する体制を整えました。さらに、犯罪被害者サポートステーションにおいて、緊急支援を実施しています。

(サポートステーション支援件数:平成 28 年 8 月 13 日までに、法律相談 22 件、カウンセリング 2 件)

○ 7月 31 日に菅官房長官が来園した際に、中島副知事が同席しました。

○ 8月3日に河野国家公安委員会委員長が来園した際に、中島副知事が同席しました。

○ 8月4日に県及び相模原市の精神保健福祉センターの医師・福祉職等が津久井やまゆり園を訪問し、こころのケアニーズ調査打ち合わせを実施しました。

○ 8月6日にかながわ共同会が開催した家族説明会に、障害サービス担当課長が出席しました。

○ 8月8日から県及び相模原市の精神保健福祉センターの医師・福祉職等が津久井やまゆり園において、施設職員を対象としたこころのケアを実施しています。

(実施件数:平成 28 年 8 月 8 日から 12 日までに、相談 28 件)

○ 8月8日から、入所者の移動や応援職員の調整等のため、県職員1名(福祉職)を派遣しています。

○ 8月9日から、県立施設の職員 1 名(福祉職)を日中活動の支援員として派遣しています。

○ 8月9日に、第2回津久井やまゆり園事件再発防止等対策本部会議を開催しました。

○ 8月 11 日に、知事が津久井やまゆり園を訪問し、現地の状況を確認しました。

○ 8月 12 日に松本国家公安委員長が来園した際に、黒川副知事が同席しました。

○ 8月 15 日に、対策本部の名称を津久井やまゆり園事件再発防止対策・再生本部に改称し、第3回本部会議を開催しました。また、障害福祉課に課長代理(施設安全対策担当)を新設するなど、体制を強化しました。

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【写真】: 総務政策部会(曽我部部会長)ヒアリングとりまとめ会議の様子。


カテゴリー:活動日誌
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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

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