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私たちもエスカレーターを安全に使いたい―視覚障害者の方々と桜木町駅前地下通路

10月28日金曜日の夕方6時。JRと市営地下鉄を結ぶ桜木町。ものすごい混雑である。


視覚障害者の方々から、登りのエスカレーターを安全に使いたいとの要望を受けて検証した。


検証に立ち会っていただいたのは、道路局道路部施設課の方々。


要望を出された視覚障害者の生活と権利を守る会のみなさん。ガイドヘルパーの方々が参加された。私と古谷やすひこ市議と共に検証した。


まず視覚障害の皆さんは、下りのエスカレーターには乗らない。階段を下りるのは苦ではないと。


登りは利用したい。あの桜木町の階段をご存知の方はうなずけるはず。


一方でバリアフリーの代表格であるエレベーターは、出た場所の方向がつかめなくて、道に迷う。視覚障害者にとってエレベーターは使いにくいツールということを教えてもらった。


京浜東北線(山手線)の田町駅のエスカレーターが視覚障害者への案内ができていることが紹介された。


エスカレーターから正面方向に音が出ていると、向かっていける。


ただし、真ん中から音が出ていると、迷うので、登りエスカレーターの右側から案内音を出してほしいと。左側に踏み出せば乗れるし、右側に行っても、降りる人とぶつからないので、安全の確保ができる。。


高価なものでなく、簡易でいいので、一刻も早く設置について検討してほしいとの要望が出された。長い階段を息を切らせて登っているのが通常なので、早く実現させてほしい。


道路局からは、どのような取り組みが現実的にできうるのか検証するとのこと。


横浜市中央図書館、県立図書館、音楽堂、青少年センター、能楽堂など、公共施設がある野毛方面への登り口にも、対応することも要望した。

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横浜市会議員〈港南区〉

三輪 智恵美

みわ ちえみ

三輪智恵美

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