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横浜開港祭にミサイル展示はふさわしくない,撤回を

今日、議会の常任委員会で文化観光局の所管する問題について質問した。


一つは、 6月2日、3日開催される第36回横浜開港祭にあたって、弾道ミサイルを迎撃する航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオットPAC2が、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)の岸壁で一般公開されることが報道された問題を取り上げた。


自衛隊の神奈川地方協力本部の広報担当者が、横浜開港祭の「実行委員会から依頼があった」という報道があった件で、事実を質した。


文化観光局は、 実行委員会が依頼したのではなく、自衛隊からの要請に応えたとのことであった。


横浜開港祭は36回。それこそ大勢の市民が集う一大イベントである。


その開催目的は、


(1)市民と共に横浜開港記念日を祝い、港へ感謝する
(2)市民参画型「市民祭」の拡充
(3)笑顔あふれる豊かな市民文化の創造
(4)港町横浜らしい活力あるまちづくり
(5)横浜の観光と経済の活性化


北朝鮮による弾道ミサイル発射が繰り返し実行されている。


国際社会の平和と安全を脅かす軍事的挑発は絶対認められない。


北朝鮮による核開発やミサイル開発を放棄ために、国連安保理が決議した対北朝鮮制裁の全面実施を含め、国際社会は一致して平和的解決をと動いている。


今回、開港祭に、訓練弾を装てんしたパトリオットミサイル発射機搭載の大型車両を展示することは、武力を誇示するやり方で、軍事対軍事の考え方である。


横浜市は、「グローバルな課題の解決に貢献し、世界の平和、安定と発展に貢献します。誰もが暮らしやすく、活動しやすい多文化共生社会を実現します。」


という目標を持って歩んでいるのだ。


横浜市の国際平和への寄与が高く評価されて国連からはピースメッセンジャー都市の称号を与えられている。


このような横浜市に、武器である軍事ミサイルを、展示するということは、これまでの平和都市横浜の歩みも、評価も傷つけるものである。


「横浜開港祭」に全くふさわしくない。


自衛隊からの申しいれは断り展示の撤回を示すべきだ。


と。

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横浜市会議員〈港南区〉

三輪 智恵美

みわ ちえみ

三輪智恵美

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