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亡母 榮子は、去る8月20日に 他界致しました。享年75歳。生前の御厚誼に改めて心より厚く御礼申し上げます。

亡母 榮子は、去る8月20日に 他界致しました。享年75歳でした。生前の御厚誼に改めて心より厚く御礼申し上げます。

通夜及び葬儀ならびに告別式につきましても、8月24日・25日に執り行われ、無事、荼毘に付すことができましたことを報告させていただきます。


今はまだ、気持ちの整理ができていません。親兄弟と話し合い、今回は、家族葬に準ずる形で、近親者のみにて、葬儀を執り行うことと致しました。

藤沢から厚木に嫁いで50年近くが経つ母でありますので、生前お世話になっていた方も大変多くいます。この形式が、本当に良かったのかは、判りませんが、母には、私の仕事を含め、公私のない生活の中で、大変苦労をかけました。せめて、最後だけは、近しいもので見送りたいとの想いで、最後のわがままとさせて頂きました。

御理解いただきたいと思います。


以下は、親族を代表しての私のあいさつ文(概略)です。

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長男の知一でございます。

喪主である父に成り代わりまして、一言、ご挨拶を申し上げます。

本日は、御多忙中にもかかわらず、故・佐藤榮子の通夜式に、ご弔問いただきまして誠にありがとうございます。

母は、生前、ミシンを使って、自分の洋服を縫い上げたり、着物の着付けであるとか、うたを歌うことが、好きでありました。しかしながら、日常的には、これといった趣味もなく、ただ黙々と働いているといった人生でありました。

もっと好きな事をさせてやっていたらと、今更ながら後悔をしています。


思えば、長男としての私は、母には、苦労を掛け通しでありました。高校を卒業してすぐ、18歳で単身、海外へ渡り、その後、調理師とはなるものの、しっかりと家業を継ぐ決意もないまま、中途半端に働いていました。

その後、29歳の若さで市議会議員選挙に立候補したものの、落選し、30歳にして仕事を辞し、大学に進学するなど、母には、本当に苦労を掛けました。

それでも、どんな時も、母は、無条件に私の活動を精一杯、応援してくれました。

私が33歳で、市議会議員に初当選し、その後、35歳で妻と結婚をしたころから、母は、精神的にも、肉体的にも、体調を崩し始めました。私には、不相応なくらいの妻とであい、出来の悪い長男である私が、やっと自立するめども立ち、家を出て、手を離れたと安心したことで、それまで、無理に無理を重ねてきた身体が、悲鳴を上げたのだと思っています。

母と父がつくりあげた店は、弟が継承し、弟の子供たちも、もうすぐ社会にでるという矢先でもありました。

母が、体調を崩し、12年近くが経ちますが、その間、私たち夫婦は、2人の子供たちに恵まれ、弟の子ども達を含め、母の孫たち4人の成長を見守ってもらいたいと強く、願っていました。


ここ数年は、母の体調も悪化し、心肺機能もさらに低下し、酸素ボンベを24時間、つける生活となりました。外出も可能でしたが、酸素ボンベを引きずっての外出となり、一泊二日の旅行ですら億劫になりました。

近頃では、近所への買い物、炊事・洗濯も含め、自宅での家事一切も、仕事から帰ってきた父親が、代わりに行うという生活でありました。今月行われた厚木市最大のお祭り、あつぎ鮎まつりの時には、私のオープニングテープカットとパレードを見るために、酷暑と言われるような非常に強い日差しの中、マンションの一階まで、降りてきて、私の姿を見に来てくれましたが、それ以外は、外出する気力も目に見えて、少なくなっていました。

そうした中、日常見える環境を少しでも変えてもらおうと、父と一泊二日の温泉旅行を計画していました。

業者さんに頼んで、酸素ボンベを事前に宿泊先の旅館に届けて頂く調整をしながら、計画をしたものです。


そんな矢先、母は、旅立ちました。今はまだ、気持ちの整理ができていません。親兄弟と話し合い、今回は、家族葬に準ずる形で、近親者のみにて、葬儀を執り行うことと致しました。

母が生前お世話になっていた方も多くいる中、この形式が、本当に良かったのかは、判りませんが、母には、私の仕事を含め、公私のない生活の中で、大変苦労をかけました。

せめて、最後だけは、近しいもので見送りたいとの想いで、最後のわがままとさせて頂きました。


最後になりましたが、皆様方にこれからも、故人、生前と変わりないご厚情を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

簡単でございますが、これをもちましてお礼の挨拶にかえさせて頂きます。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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