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「愛名やまゆり園の職員による虐待が厚木市により認定されました」 と、本日の知事定例記者会見の中で、公表されました。

「愛名やまゆり園の職員による虐待が厚木市により認定されました」

と、本日の知事定例記者会見の中で、公表されました。


公表された(厚木市により)虐待と認定された行為は次のとおり。

・食事制限のある利用者に対し、ご飯を大量に食べさせる。

・ご飯をお盆にまき散らし食べさせる。

・箸一本で食べさせる。

・夜中に長時間、1~3時間にわたり、トイレに座らせる。

・お風呂で利用者に水をかける

(本日報告された虐待と認定された行為は以上)

https://www.youtube.com/watch?v=FFok9KGIynQ&feature=emb_logo



先週金曜日のタウンニュース記事

https://satotomokazu.wordpress.com/…/%e3%82%bf%e3%82%a6%e3…/

を掲載するにあたっても、様々な意見がありました。

私自身も表現が、荒く、隅々まで配慮が行き届いていないと深く反省をしました。


特に文章の締め括りが「知事を支えます」という表現は、誰に向いて、政治をしているのか。利用者さんやご家族、市民・県民ではないのか。といった意見を頂きましたし、

「やまゆり園の元入居者は、やまゆり園を再建して欲しいと望んでいる。」という報道が多かったので、元入居者からやまゆり園の管理者は感謝・支持されていると思っている人が多いといった意見もありました。


私としては「利用者や利用者の家族の方々に寄り添って、調査を綿密に行って、議会で質問している」事は当たり前ですし、虐待行為は許されませんが、まじめに取り組んでいる職員さんが多いことも事実と考えています。


ただ、津久井やまゆり園事件以降も、芹が谷園舎(現芹が谷やまゆり園)や愛名やまゆり園で、利用者さんに対して、虐待行為が行われていたことが明らかになっています。


私の昨年の9月の本会議での質問と11月の決算委員会での質問がなければ、知事も決断ができなかったのではないか。知事が、指定管理者の見直しを決断しなければ、本日、報告された虐待事案は表に出てこなかったのではないかとも考えています。


特に福祉を担って頂いている団体に対しては、モノが言いにくく、虐待事案を見かけても、利用者さんや利用者の家族は、オモテに出しづらいとも考えられます。


私は、かながわ共同会が指定管理を行う施設だけが突出して悪い(虐待が日常化している)とは考えていません。

おそらく、他の施設でにおいてもあるかもしれません。

ただ、共同会の関連施設(やまゆり園)は、職員も他に比べて質の良い職員が多く応募されていますし、何よりも県立の施設です。

これからの福祉の地域移行を考えていく場合においても、他の模範となってもらわなければなりません。

私は、今回の知事の指定管理者の差し替えについての決断を評価していますし、この機会を逃せば、もう無いような気がします。


そういった意味においても、利用者や利用者の家族の方々に寄り添って、調査を綿密に行って、議会で質問していくことは、当たり前としたうえで、「知事の指定管理者差し替えの決断」を支持して参ります。


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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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