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本日は 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会の閉会中審査が行われ 私も質問に立ちました

本日は、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会の閉会中審査が行われました。

新型コロナウイルス感染症、特に厚木市に関しては、湘南厚木病院と依知南小学校でクラスターが発生するなど、予断を許さない状況が続いています。依知南小学校につきましては、495人の全児童を対象としたPCR検査が実施されました。

この問題を中心に、順次質問をさせて頂きました。


※ 以下は、県に対しての意見・要望です。

=本日は持ち時間の都合上一部割愛しましたが、準備したものを下記に示します。(正式な発言は後ほど公開される議事録となります)=


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新型コロナウイルス感染症については、神奈川県保健福祉事務所や医療機関、福祉施設、小学校、中学校、高等学校、大学や各種専門学校、保育園や幼稚園、行政機関や民間企業、そして、県民の一人一人がものすごい時間と労力を使って、対策にあたっていることは承知しています。ここに居られる皆さまも日々のコロナ対策にあたられています。心より感謝をしているところです。

私自身も20年近く、地方議員として行政に関わっていますが、こんなことは初めての経験です。

経済にとっては、2008年の金融危機、いわゆるリーマン・ショックをはるかに超える打撃となっておりますし、現状も収束しておらず、むしろこれからが本当の意味での経済危機がやってくるとも言われています。2011年3月11日の東日本大震災時も沿岸部の街を津波が破壊し尽くし、福島第一原子力発電所におけるメルトダウン発生は、地球規模で大きな衝撃を与えたとも言われています。

その際、県議会においては、震災対策特別委員会を組織し、私も当該の委員として、全議員と共に県内の震災対策と被災地支援に全力であたりました。原発事故においては、計画停電への協力など県民が一丸となり、現在も被災地の方々に想いを寄せつつ、乗り越えようと努力しています。

現在は、日本国民のみならず、全世界の人々が、新型コロナウイルス感染症に立ち向かっているところであります。本県においても、厳しい状況は続いており、特に厚木市に関しては、湘南厚木病院と厚木市立依知南小学校でクラスターが発生するなど、予断を許さない状況が続いています。そうした中、県は先月、学校や病院では濃厚接触者に限らず幅広く検査する方針を打ち出しているにもかかわらず、小学校のクラスター発生時に、厚木保健福祉事務所は濃厚接触者以外の検査をしないと決めました。依知南小学校については、厚木市の要請を受け、495人の全児童を対象としたPCR検査が実施されることとなりました。

県の方針通り幅広く検査しなかった理由について、県の担当者は「聞き取りの中で、そこまで広げて検査しなくても大丈夫だと、神奈川県厚木保健福祉事務所が判断した。今後検証したい」と釈明したと報道されています。

会見で厚木市の曽田髙治教育長は「状況を振り返ると、学校内で感染が広まった可能性は高いと認識している」と指摘し、会見後には「県に従った対応だったが、当初から児童を検査してくれれば」と述べたと報道されています。危機管理、クライシスマネジメントの基本は、「既存のマニュアルでは対応できない重大事故に備えて対応する」ことであるとは言え、今回の事案については、県の医療危機対策本部室等を中心に適切な対応を行うべきであったと考えます。

一方で、保健福祉事務所において感染症を担当する保健予防の部署の人員が足りていないことも根底にはあると容易に想像もできます。

コロナ禍を乗り越えていくために厚木保健福祉事務所など出先機関に過度に負担をかけることは避けなければならないことは自明です。予算と人員を補強するなど、適切な対応を強く要望します。保健福祉事務所においては、慢性的な予算と人員不足、IT技術の導入、ネットワーク化の遅れなど時代のニーズに対応できていないとも指摘されています。設置者の違いからの連携不足の解消も必要です。保健所設置市への支援などについても要望します。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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