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2020年12月3日、子育て議員連盟・出産議員ネットワーク合同で国会各党に要望活動(その後)


議員として活動している限りは、言わなければいけない時には、きちんと指摘しなければならない時があります。

(さして怒りに震えているわけではありませんが、女性問題を仲間と共に取り上げていくからには、やはり指摘しなければいけないと思ったので書いています)



私は、障害者の問題は、障害者だけの問題ではなく、社会全体の問題であると考えています。女性問題もしかり、女性議員の問題も女性議員当事者だけではなくて、また、議員だけの問題ではなく、社会全体の問題であると考えています。地方議員も国会議員も国民・市民から選ばれた代表としての立場もあるからです。



2020年12月3日、私は、朝10時半に参議院議員会館に集合し、子育て議員連盟、出産議員ネットワークに所属する地方議員の仲間たちと共に、国会議員各党の女性問題を担当者(衆参国会議員)へ要望活動にお伺いしました。(党派を超えた地方議員による国会へのロビー活動です)

それぞれの党の議連担当の国会議員(一部代理・書面送付)の方々にご対応を頂きました。



そして、その中でも特に私たち議員連盟の活動にご理解頂き、最も協力的な存在であるのが、矢田 わか子参議院議員でした。



その矢田議員のfaceBookに記された記事が以下のものです。

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午後から、国民民主党の永野裕子・豊島区議会議員をはじめとする「出産議員ネットワーク」メンバーの皆さんが来訪。

同僚の伊藤たかえ参議院議員とともに、国民民主党に対する「議員活動における男女共同参画および家庭生活との両立支援に関する要望」を受け取り、意見交換を行いました。

地方自治体でもママ議員が増えており、子育てや家庭生活と両立できる環境整備が急務であると認識しています。

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私も政党人でありましたし、政党人としての立場もわかりますので、書きぶりを合わせることに関しては、一定の理解をします。

超党派の議員連盟であり、また、私たち男性議員も所属する子育て議員連盟との連名で提出した要望書ですが、この記事からは、その点が全く伝わって参りません。

このように記事に関しても私は、指摘しなければならない箇所があると思いますが、個人のfaceBook記事でありますから、よくあることかもしれないとあえて思います。



ただ、ここに記された写真については、やはり指摘をしなければならないと強く思いました。当事者である私しか指摘できないとも思いました。

この写真を見て、私は、今年のダボス会議での出来事を想起しました。

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スイスで開催された世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」で1月24日、AP通信が撮影した若い環境活動家の集合写真において、黒人の女性活動家だけ写真からトリミングされていたとして、世界的に報道されたことがありました。

AP通信は「悪意はない」としながらも、のちに記事に使用されていた写真を5人全員が写っているものに差し替えました。

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私は、矢田議員のfaceBookのコメント欄に以下のようにコメントをしました。


「この日は、出産議員ネットワークと子育て議員連盟合同の要望活動です。

出産議員の問題は、女性議員だけの問題ではありませんので、少し勉強して頂きたいと思います。

要望を受けて頂く立場ですので、あまり私から多くは言えませんが、矢田議員はご理解のある方だと認識していただけに少しばかり、がっかりしました。」




【何が問題?】

私は女性議員の抱える問題は、全国の議会全体の問題であるし、「女性議員だけの問題」とすることは、問題解決にはつながらないだけではなくて、障壁にもなり得る。と考えています。

そして、この問題認識は、議員連盟の中でも共有されています。



今回私は、国会に要望活動にあがった地方議員連盟のメンバーの一人ですから、要望を受けて頂く立場ですし、今回ご対応頂いた国会議員の皆様は、私たちの要望を受けて頂く立場の方々です。



今回、この書き込みを載せるにあたっては、メンバーの中からも「今後、(国会議員の皆様に)お願いを聞いてもらえないかもしれない」と考える方も居られるでしょうし、実際にそうなるかもしれません。

事実、国会においても、私たちの要望は動き始めていますし、形になろうとしているところです。



でもやはり、このことは、指摘しなければならないと思っています。今回取り上げたことが、女性問題や女性議員問題の事の本質だからです。

 



※ 写真については、AP通信が「悪意はない」と発言したように、たまたま真四角にトリミングしたらそうなっただけで、悪意はない。とおっしゃるかもしれません。ただ、私たちの写真は、そのように撮影は絶対にしないし、それぞれの議員秘書さん(各事務所員の方々も撮影されます)も、両端を切っての撮影は、普通しません。真四角の写真を撮影されていて、あえて、この写真を選ばれた可能性も否定できません。でも、それも、トリミングをしたことと同じ意味(印象操作・印象誘導)を持ちます。

事務所の秘書さんが、この私を外した写真しか撮影しなかったので仕方なく。といった場合も、同じ意味(印象操作・印象誘導)を持つと私は考えています。

 



※ 3枚目の写真が、私の撮影した当日の撮影時の記念撮影です。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

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