厚生常任委員会
今日は通算30回目になる厚生常任委員会が開かれました。
令和元年7月に発生した中井やまゆり園の骨折事案を発端に把握された、複数の事実であれば不適切な支援と思われる情報についての外部調査委員会による第一次調査結果の報告を受けるための委員会です。
今回虐待通報すべきとされた事案が5件、継続して調査すべき事案が3件、そのほか匿名・ヒアリングからの情報を合わせると全部で47件の案件があったことが分かりました。
その後、個別の虐待事案の詳細を確認しましたが、どれも耳を疑う事案ばかりであり、これまで委員会を通じて指摘してきた我が会派としては非常に遺憾である旨、指摘しました。
また、以前より我が会派が指摘してきたカメラの設置については、県内福祉施設については堅調にその設置数が伸びているものの、肝心の中井やまゆり園のみ、指摘以降1台の設置にとどまっていることを指摘し、その有効性を県も認めていることから今後増設することを改めて求め、その計画を確認したところ、令和4年度、すべての県立福祉施設にカメラを設置予定であること、中井やまゆり園には70台のカメラの設置が予定されていることが確認できました。
今後の改善に向けた取り組みについては我が会派の敷田議員より、職員一丸となった意識改革が何よりも肝要であること、長期的に見た中井やまゆり園の在り方についても様々な可能性を考慮し、研究し、議論を続けていくことを求め、質疑を終えました。
胸が苦しくなる議論。ご利用者様、ご家族の皆様の心が少しでも軽くなるようにお花の写真を。
2022年05月11日 14:02