水道について
農業用水の水不足問題ですが、少しずつ水が来るようになってきました。ダムの貯水量は満タンなのに、なぜ水の量が少ないのか、川の水が少ないのか、地下水が足りないのか、誰かが蛇口を意地悪しているのか?週明けに確認したいと思います。
そんな中、こんなニュース
過疎地への配水はタンク車で…老朽化した水道管の維持難しく厚労省が指針 : 読売新聞 (https://www.yomiuri.co.jp/national/20230729-OYT1T50255/2/)
その地域の実情をよく知らないからといって、黙って見過ごせる内容ではありませんね。
日本は世界に誇る水道技術を持っています。水道水の安全性は世界中に模範とされていますよね。地震が多いのに、水道水の供給が途絶えるといった事例を聞いたことがありません。これまでの先人たちの努力と先進技術、インフラ投資が背景にあるかと思います。
しかし、この素晴らしい水道システムが、地域によっては危機に直面しており、人口減少により、古い水道管の維持が困難になりつつあるとの事です。
全国の老朽化した水道管改修事業へ建設国債発行。やりましょう。
その地域が現在過疎化しているからといって、今後未来永劫過疎化が続くと誰が予言できるのでしょうか。少子化対策において、「都市集中社会の分散化」は重要な要素をもっています。水道水がこない地域に人が移り住むでしょうか。
「北の国から」じゃあるまいし。
人々が水道サービスから切り離されるという現実が目前に迫っています。この問題を放置すれば、我々は何を失うのでしょうか。それは「ただの水道管」ではなく、日本人の水へのこだわり、誇り、技術、移住環境、地域の公平性、公共性に対する信頼を失うことになりかねません。
今こそ国がすべきことは、地方への交付金を増やし、過疎地域のインフラを支える投資を果たすことです。地方だろうが都会だろうが、その街で暮らす人が、生きる原動力である水を受け取る権利を維持できるよう、政治が動かなければなりません。これは、単なる政策課題ではなく、国の価値と未来の方向性に関わる問題です。
ここでも、いかれた貨幣論を持った人達によって、この国の水道文化は亡ぶのでしょうか。
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