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本日の決算特別委員会質問に立ちました

本日の決算特別委員会では、持ち時間が足りませんでしたが、問題提起はできたと考えています。
虐待事案の発生した「同愛会」については、県立芹が谷やまゆり園の指定管理者として本年度から運営を担って頂いているわけでもありますし、県立中井やまゆり園の改革に同法人の幹部が主体的な立場でご協力を頂いています。とは言え、県立中井やまゆり園の改革は、多様な関係者が試行錯誤し、みんなで苦しみながら改善を進めていくべきものであり、一人のスーパースターによってすっきりさっぱりきれいになるものではありません。私は同愛会に期待しているからこそ、虐待事案の対応についても、他施設の見本となるようなご対応を期待していました。本県においても「当事者目線」が形だけにならないように希望します。

県立中井やまゆり園の不適切支援・虐待事案に関する外部調査委員会による調査結果によれば、虐待通報すべきとされた事案が5件、継続して調査すべき事案が3件、その他全部で47件の案件があったとのことです。2019年の令和1年第三回定例会、09月18日の本会議一般質問で、津久井やまゆり園の利用者のお母様から提供された活動記録等を資料として開陳しました。当時は、園に迎えに行くと、親でも入れてもらえない部屋があっておかしいとの指摘があり、芹が谷園舎においては、視察に行ったときに、中をのぞく寮は決まっていて、その寮だけは比較的きれいに整頓されており、ほかの寮、特に女子寮や5寮、6寮などのところは、非常に汚くて目に余る状況にあるということも報告させて頂き、また、別な方からは、特に6寮は、保護者ですら入れてもらえないともお聞きしたことを同じく令和元年の当委員会で、指摘しました。その後、虐待が発覚しました。
令和2年9月2日には、厚木市の愛名やまゆり園の入所者男性に対する虐待のおそれのある事案などについて情報提供があり、立入調査が行われました。そうした虐待事案が相次ぎ、県立中井やまゆり園の不適切支援・虐待事案が発覚したわけです。津久井やまゆり園、津久井やまゆり園芹が谷園舎、愛名やまゆり園などの閉じ込め、監禁、虐待事案の疑いが次々と出くるなかで、発覚した中井やまゆり園の虐待事案です。全く問題意識が共有されていなかったことになります。同愛会の施設でおきた虐待事案にかかわる厚生常任委員会要求資料を見ると虐待内容は、職員が利用者に対しての不適切な身体拘束、職員が利用者に対し複数回「ひざ蹴り」等の暴力を振るう等の身体的虐待。他の利用者さんの前でこうした虐待を行う「心理的虐待」等が報告されています。 関係者の皆様方に寄り添いつつ、一つ一つ丁寧にご対応頂きたいと要望します。

=以下質疑のやり取りの一部=
民生費「障がい者が地域でその人らしく暮らせる支援の充実」の中に、新型コロナ対策として、障害福祉サービス事業所などに対して、抗原定性検査キットやマスクなどの衛生用品を配送したほか、感染者など発生時の障害福祉サービスの継続への支援を行ったとあります。5月から新型コロナの法上の位置付けが、2類相当から5類に移行しました。コロナが2類の時には、施設でもマスクの提供があったが、5類移行後は、自分で用意しなければいけなくなった。施設内で働くためには、マスクはしなければならないし、1日に何枚も使用しないと仕事もできない。マスクなしでは働けないと現場では非常に困っているとも仄聞しました。インフルエンザが非常に流行しています。重度障害者などによっては、命にもかかわることになりかねない。民間からのマスク等の寄付の申し出があった際には、スムースにご対応頂きたいと要望します。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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