ベトナム大使館主催「Vietnam on Screen」セミナー & Vietnam Night(東京・帝国ホテル)
ベトナム大使館主催「Vietnam on Screen」セミナー & Vietnam Night に参加しました
本日は、ベトナム社会主義共和国大使館のご招待を受け、東京・帝国ホテルにて開催された
「Vietnam on Screen – Regional Voice, Global Reach(ベトナム映画:地域の声を、世界へ)」と題する映画振興セミナー、そして夜の懇親会「Vietnam Night」に出席いたしました。
このセミナーは、ベトナム映画界を牽引する「ダナン・アジアン映画祭(DANAFF)」を中心に、アジア映画の発展と国際連携をテーマに開催されたもので、映画関係者、文化庁・国際映画祭の代表、各国大使館の外交官など、多様な分野の皆様が一堂に会し、文化を通じた国際交流の新たな可能性が語られました。
開会のご挨拶では、駐日ベトナム大使 ファム・クアン・ヒエウ閣下(私との写真)、ベトナム映画振興協会(VFDA)会長でありダナン・アジアン映画祭ディレクターの ゴー・フォン・ラン博士 が登壇され、ベトナムがアジアの「文化外交」と「映像産業のハブ」として果たすべき役割を力強く語られました。
また、映画振興議員連盟(次期会長)野田聖子衆議院議員もご挨拶され、日本とベトナムの映画交流のさらなる深化に期待を寄せられました。
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第一セッション「Cinema without Borders(国境なき映画)」
このセッションでは、ベトナムを代表する映画監督・プロデューサーのほか、日本からも 東京国際映画祭(TIFFCOM/UniJapan)池田香織マネージングディレクター が登壇。
映画を通じた国際理解の促進、アジア市場での共同制作、若手クリエイター育成の課題など、具体的かつ熱のこもった議論が展開されました。
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第二セッション「Filming in Vietnam: Potentials and Practices」
続く第二セッションでは、ベトナム各地の代表者(ダナン市・クアンニン省・ディエンビエン省・ハイフォン市)が登壇し、国際映画撮影の誘致やフィルムコミッション機能の整備について発表がありました。
日本からは 福岡フィルムコミッション も登壇し、地域が主導するロケ誘致の実践例を紹介。
地方創生と映像産業の融合という視点は、神奈川における地域文化政策にも大いに参考となるものでした。
ベトナムは今、豊かな自然と多様な文化を背景に、アジア映画の新たな制作拠点として注目を集めています。映画制作を通じて地域の価値を再発見し、観光・産業の振興につなげていく取り組みは、日本の地方自治体にとっても学ぶ点が多いと感じました。
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2025年10月30日 21:57