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関東大震災をめぐるテレビ番組などのお知らせです

視聴し損ねたのですが,9月3日に放映された、

NHKEテレ 午後11時00分~ 午前0時00分

「関東大震災と朝鮮人 悲劇はなぜ起きたのか」


「1923年の関東大震災。混乱のなか流言が広がり、多くの朝鮮人が殺害された。悲

劇はなぜ起きたのか。中央防災会議は2009年に国の機関として初めて事件を分析、

報告書にまとめた。それによると軍や警察、新聞も一時は流言の伝達に関与して

いた。また裁判記録の研究が進み、自警団などが殺害に至った経緯も明らかにな

ってきた。番組では、司法省の一次資料や民間の聞き取り調査などをもとに事件

の社会的背景を探っていく。」との紹介がありました。録画された方いらっしゃいますか?


9月10日土曜 NHKEテレ1 午後11時00分~ 午前0時00分

「武器ではなく 命の水を~医師・中村哲とアフガニスタン~」


上の番組は,私が仕事している間、家族が視ておりました。果たして私は見損ねました。残念。


9月17日土曜 NHKEテレ1 午後11時00分~ 午前0時00分

アンコール▽忘れられた人々の肖像~画家・諏訪敦“満州難民”を描く


9月24日土曜 NHKEテレ1 午後11時00分~ 午前0時00分

アンコール「ホロコーストのリハーサル~障害者虐殺70年目の真実」


上の二つは録画もしてしっかり視ようと思います。


ところで、「関東大震災で虐殺された中国人労働者を追悼する集い」が、東京で9月4日(日曜)に行われています。
関東大震災下で6000名余の朝鮮人が虐殺された事実は比較的よく知られています

が、この時、留学生・王希天氏をふくむ700名余の中国人が虐殺されたということ、みなさんはご存知だったでしょうか。
当時の日本政府においても、被害者数には差がありますが、当時の中国政府の厳しい追求の前に、虐殺の事実認定を下し、「閣議決定」で慰藉料として、当時の金額で20万円を出費することを決めました。しかし結果的には実現されないままです。


2016年9月2日(金)のしんぶん赤旗には、「中国人の虐殺は生存者の証言によると、現東京都江東区にあった大島町や横浜での犠牲者が多く、江東区だけで名前の分かった犠牲者数は600人に上るといいます。
東京府下の亀戸(かめいど)警察署で社会主義者らが殺された亀戸事件が起きました。9月3日に震災の救援活動に参加していた南葛労働会の川合義虎(日本共産青年同盟初代委員長)ら8人と、平沢計七ら2人が亀戸署に捕らえられ、翌4日夜半、習志野騎兵第13連隊の手で殺されました。川合らと労働争議をめぐり対立していた警察と、軍隊が合議の上で殺害したものです。
9月16日になって無政府主義者の大杉栄が妻・伊藤野枝やおいとともに甘粕正彦憲兵大尉に殺害されました。」


 横浜でも大災害によって引き起こされた,人権侵害の虐殺事件を歴史の事実として明らかにし継承していくことが、災害時は何よりも人命第一でという大原則を改めて心に刻むことにつながると思います。
災害を口実に、政府が「緊急事態」と言って,国民の人権や尊厳を脅かすことなどはあってはならないと思いますので、歴史の事実に向き合うことは改めて重要ではないでしょうか。


 

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横浜市会議員〈港南区〉

三輪 智恵美

みわ ちえみ

三輪智恵美

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