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平成28年第4回定例会の代表質問 イクボス宣言及び関連議案について

昨年12月に開催された、平成28年第4回定例会の代表質問で私が担当いたしました質問は以下の通りです。

・第2期ウエルフェアイノベーション推進計画について

・イクボス宣言及び関連議案について

・小杉町コンベンションホールについて

・企業会計的手法による本市の財政状況について

 

「イクボス宣言及び関連議案について」の質問と答弁の要旨です。

 

質問:(1)昨年11月15日に市長始め副市長、各局長、各区長、教育長、各消防署長総勢35名で、川崎イクボス宣言をした。率直にイクボスに対して、どういった認識を持って臨まれているのか市長に伺う。(2)労働基準監督署から勧告を受けた交通局、過酷な勤務実態の病院、夜中までモンスターペアレントに悩まされる教職員など疲弊している現場に対しては、イクボス以前にやるべき課題が山積をしていると思うが、今後の改善策について伺う。(3)イクボスに対する推進体制を確立するとあったが、メンバーなど具体的中身と将来性について伺う。(4)議案第165号及び議案第166号は、職員の勤務に対する条例案だが、今回のイクボス宣言をしてのタイミングと見てしまうが、その認識で良いか伺う。(5)議案第165号の法令根拠地方公務員法第26条の5で、大学等課程の履修又は国際貢献活動のうち職員として参加することが適当であると認められものとある。働き方改革の一環であると思うが、国内に向けての派遣制度といった考えはないのか伺う。

 

答弁:(1)職場でともに働く部下のワークライフバランスとキャリア形成を支援するとともに、仕事の成果を出しつつ、自らも仕事と私生活を両立することができ、仕事と生活を大事にする価値観を持った上司であると認識している。この宣言を契機に、働き方や仕事の進め方の改革を進めることにより、多様な人材が活躍できる職場づくりを通じて、市民サービスの向上に繋げていきたいと考えている。(2)業務プロセスの見直しや働き方への意識改革等による長時間勤務の是正、業務の改善、非常勤嘱託員等のあり方の検討や障害者公の促進、さらには、雇用と年金の接続を踏まえた再任用職員の拡大などの対応に向け、取組んでいきたいと考えている。(3)推進体制について、2016年11月末に、市長を本部長、副市長を副本部長、事業管理者や局区長を本部員とする「川崎市働き方・仕事の進め方改革推進本部」を設置し、12月6日に第1回推進本部会議を開催した。取組を着実に推進していくため、、各局区に「改革推進本部」を設置し、それぞれが抱える課題について、対応策を検討し、実施・検証していくこととしている。今後は、次期の総合計画実施計画、行財政改革プログラム、人材育成アクションプランの策定を見据え、平成29年度末までの当面の目標を設定し、具体的な取組を進めていきたと思う。(4)職員の自己啓発等休業に関する条例及び職員の配偶者同行休業に関する条例について、地方公務員法の改正以降、職員からの要望や他都市の状況等を注視してきたところだが、人事委員会報告において、職員の幅広い能力開発や仕事と家庭の両立支援推進の観点から、導入を検討する必要があったこと、2016年3月に川崎市総合計画を策定し、市役所の「質的改革」を推進するため、これまで以上に人材育成・確保の必要性、重要性が高まっていることからなどから議会に提出したところ。イクボスとは、共に働くワークライフバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援することが求められている、その観点から、通ずるものがあると考える。(5)職員の他都市への派遣について、行政ニーズや課題に的確に対応していくためには、他都市のおける実務を通じた政策形成能力等の向上を図ること、人事交流による相互理解の促進を図ることは大変有意義であると認識している。現在、本市職員の人材育成と都市間連携の強化の一環として、東京都、大田区、世田谷区、横浜市に職員を派遣する研修を実施している。今後も、職員の資質向上や課題解決にむけ、人事交流による職員の派遣研修に取組んでいきたいと思う。

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川崎市議会議員〈中原区〉

原 典之

はら のりゆき

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