• このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を印刷

平成25年第4回定例会(12月19日)

等々力プールが検証されることとなり、今までの私がした質問要望、そして答弁を振り返ってみようと思います。

 

質問:(1)等々力プールの利用者の年齢、区別内訳について伺う。(2)プールとして利用できない間、他の利用ができないかという、検討も必要だったと思う。プールの方向性をまとめるにあたり、どのように市民意見を聞き、どのような意見があったのか、その意見をどのように考慮したか伺う。(3)等々力プールの必要性はどう判断されたのか。等々力プール設置の目的、効果、役割について伺う。(4)今後、プールの大規模施設への複合化、公園区域拡大に合わせた整備の可能性などに、どのうように、いつまでに検討を進めていくのか伺う。(5)公園ごとの状況に応じた判断も必要と思う。市内全体のプールをどうするのかというのがまったく無い。市内には、公立の屋内プールや学校のプールもあり、公園プールと所管部署が違う。所管部局にとらわれず、施設の持つ機能、役割に着目し、市内のプール全体施設を横並びにそのあり方を検討するべきと私は思う。今までのやり取りを聞いて、市長の率直な感想を伺う。(6)所管部局、各部局にとらわれず、市役所全体で検討していただきたいと思うが、市長の見解を伺う。

 

答弁:(1)平成25年の等々力プールの利用者数は5万1843人。平成23年に行った調査によると、利用者の内訳は、約51パーセントが中学生以下、このうち小学生未満が27パーセント、小学生が約22パーセント、中学生が約2パーセント。利用者全体の約87パーセントが家族連れだった。利用者の住まいは、中原区が約59パーセント、高津区が約20パーセント、宮前区が約6パーセント、その他市外を含め約15パーセント。(2)平成20年に地域の代表、市民代表を含めた等々力緑地再編整備検討委員会を組織し、緑地全体の施設のあり方や再編整備の方向性について検討を進めてきた。検討の際に、等々力緑地利用者等懇談会を開催し、公園施設の利用者や関係者の意見を多方面からいただき、これらを踏まえ検討を進めた。基本構想の取りまとめに際し、平成21年11月にパブリックコメントを実施、市ホームページへの掲載や緑地内各施設、中原区役所に意見箱を設置するなど、広く市民の意見をいただいた。プールについては、通年での利用や温水プールを整備してほしいなどの意見をいただいた。これらの意見も踏まえながら再編整備計画を取りまとめた。(3)市内公園に運動施設が整備された背景は、昭和39年の東京オリンピック開催を契機とした、スポーツ振興や健康増進といった機運が高まり、施設整備を進めた。屋外プールを整備した昭和40年代、小中学校への学校プールの整備が進められいる状況の中、小中学生の基礎体力増進の補完的な役割を担ったものと認識している。現在の等々力プールは、幼児や児童の遊び場的な性格が強い施設となっている。このため、等々力緑地再編整備計画において、等々力プールについては、陸上競技場、硬式野球場の再配置や施設の老朽化の課題などから総合的に判断し、じゃぶじゃぶ池の整備とプールの複合化について、検討することとしたもの。(4)プールの複合化について、平成28年度に事業評価にを実施した上で整備方針を決定していくこととしている。プールの複合化についても、このスケジュールに沿って検討を進めていきたいと考えている。検討に際し、サッカー、陸上競技の関係者や利用者、地域の方々の意見を伺うとともに、構造的な検証を行い総合的に検討を進めていきたい。(5)中原区の利用者が約59パーセントということで、地域の人たちに大変親しまれていることが分かった。複合化の検討ということを進めていくので、市民の皆様の声を聞きながら、今後のあり方ついてしっかりと取り組んでいきたいと思う。(6)全庁的な考え方で考えて行きたいと思う。

 

最後に要望として、

プールについては、ぜひ区民車座集会で、利用実態、また市民ニーズを市民の皆様からよく意見を聞いていただき、速やかな代替措置をお願いいたします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を印刷

川崎市議会議員〈中原区〉

原 典之

はら のりゆき

原典之

プロフィールを見る

BLOG

原典之の政治の村ブログ

一覧へ