• このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を印刷

平成29年第4回定例会 一般質問 公共施設における光触媒の導入率についての質問答弁要旨

平成29年第4回定例会において、一般質問を行いました。

今回の一般質問では、

葬祭場及び市民葬について

消防団について

公共施設における光触媒の導入率について

を質問しました。

 

本日は、公共施設における光触媒の導入率についての質問答弁要旨です。

 

光触媒は、昭和42年に酸化チタンが光を当てるだけで有機物を分解する「光触媒」として働くことを、東京理科大学学長で元本市教育委員であった藤島昭氏(市内在住・平成29年文化勲章授章)が発見。

質問:(1)本庁舎の建替えが予定されているが、市内公共施設に対し、どのような施設に導入されているか伺う。(2)市内企業のさまざな技術や製品が環境面経済面の観点から導入促進が図られているが、清掃等を省略し、美観を維持できる事から、一定の経費削減が見込まれる。今後、市内公共施設において、特に本庁舎建替え工事は、汚れが見えやすいガラスを多く導入しようとする建物なので、導入に向けての見解を伺う。(3)菊地副市長は、初代市民・こども局長時代に、平和館の看板に光触媒を採用するなど、市施設への導入を進め、普及・促進に努めたと伺った。どのような思いから、光触媒の導入を進めたのか、また市施設への今後の導入について、どのような思いがあるか伺う。

 

答弁(1)川崎駅東口駅前広場のガラスの大屋根や、川崎市市立川崎高等学校及び付属中学校のガラスの外装財のコーティングなどに採用している。(2)新本庁舎の新築工事において、太陽光が当たり雨水によるセルフクリーニングが期待できる部位として、ガラス面、タイル面などの外装材が考えられるが、美観の維持や清掃頻度の低減による環境負荷の軽減と費用対効果を勘案し、効果的な部分への導入を検討していく。(3)藤嶋先生が発見した光触媒技術は、画期的な先端技術で非常に効果が期待されるもので、世界的に普及していく可能性があると感じていた。当時、平和館の存在を広く市民の皆様に知っていただくために、施設の看板を設置するに当たり、このすばらしい技術を使うことができれば、腐敗もせずにセルフクリーニングが期待でき、また、平和教育とともに、他都市からの視察での来館時にも川崎初の技術を広く発信できるものと思い、導入した。藤嶋氏は、川崎のみならず、日本が世界に誇る技術を発見した方なので、公共施設等に活用することで、藤嶋氏の功績とともに、光触媒技術がさらに広く普及していくことを期待している。

 

要望:(2)の答弁の後に:経済労働局、また、教育委員会から広報啓発活動が促進されているが、採用頻度が少ないことからコストにも課題があるかと思う。さらなる周知を図っていただき、市内業者さんが採用することでコストの課題も改善できると思う。光触媒はただ塗るだけではなく、光触媒がそもそも入っているガラスや、光触媒を使ったフイルムなど、いろんな会社が採用している。ぜひともよろしくお願いをしたい。また、市長も11月7日の記者会見で、藤嶋先生に川崎市名誉市民の称号をお贈りしたいと発言があった。本市セールスの観点からも非常に有効と考えますので、ぜひよろしくお願いをしたい。(3)の答弁の後に:世界的に川崎を発信という言葉もあった。光触媒を初め、市内に多くの技術、製品等を導入するに当たり、費用対効果の面、またシティセールスの面からも、全局長におかれましても、横断的な局間連携を図っていただきますよう要望する。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を印刷

川崎市議会議員〈中原区〉

原 典之

はら のりゆき

原典之

プロフィールを見る

BLOG

原典之の政治の村ブログ

一覧へ