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視察先3- 苫小牧市役所/苫小牧市における観光・IR(MICEも含む)の取組について

今回の常任委員会県外調査の視察先3か所目は、苫小牧市における観光・IR(MICEも含む)の取組についてです。自民党 石川たくみ議員の関係で、苫小牧市議会 金澤俊議長にもお越し頂き、ご挨拶を頂きました。


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IR: IRとは、Integrated Resortの略。カジノや劇場、ホテル、国際会議場、ショッピングセンターなどが一体となった施設で、民間事業者が設置、運営する。2016年12月、国会の超党派議員が提出したIR推進法が成立した。その後、施設の基準や事業の進め方などについて盛り込んだIR実施法案が成立。IRを誘致したい都道府県は国交省の基本方針にもとづいて事業者を選定し、国に認可申請できる。


MICE: MICEとは、Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行)、Convention またはConference(大会・学会・国際会議)、Exhibition(展示会)の頭文字をとった造語で、ビジネストラベルの一つの形態。参加者が多いだけでなく、一般の観光旅行に比べ消費額が大きいことなどから、MICEの誘致に力を入れる国や地域が多い。日本でも、インバウンド振興策の一環として、国や自治体により誘致活動が盛んに行なわれている。

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苫小牧市では、2014年に市長選の公約に掲げてスタートし、2018年に「苫小牧国際リゾート構想」が出されました。ものづくりの街として栄えた苫小牧も、雇用と経済に悪影響を及ぼす人口減少(平成26年〜)や二次産業の衰退に直面しています。

苫小牧、北海道の高いインバウンドへ集客力を有するキラーコンテンツとして、観光振興を目的とした統合型リゾート(IR)を構想したものです。

苫小牧市は一般市でありますので、北海道知事による表明がないとIRの取組は正式には形となりません。
横浜市においては、8月22日、横浜港山下ふ頭にカジノを含む統合型リゾートを誘致する方針を表明しました。黒岩知事もこの方針に賛同しています。


私、佐藤知一は、カジノ誘致には反対の姿勢を明確にしておりますが、今回の苫小牧への現地調査・視察は、非常にタイムリーなものでありました。


・視察先3- 苫小牧市役所:

苫小牧市においては人口減少に直面し、市税収入の減少、経済規模の縮小、社会保障費や公共施設の更新費の増加など、厳しい行財政運営が求められる時代の転換期を迎えている中で、苫小牧の強みを生かし、将来を見据えた成長戦略として、IRをはじめとした臨空ゾーンにおける国際リゾート構想の実現に取り組んでおり、その中でカジノの誘致を進めるなど、本構想は、雇用の創出や地域経済の活性化に大きく寄与することを目的としている。本県においても、国内及び国外からの観光客を誘致し、観光消費を高めるプロモーションを推進しており、インバウンドの取込みは、最大のターゲットで、観光消費を含めた高い目標として観光業の可能性、カジノ構想についても検討していることから、同市の取組を調査することにより、今後の委員会審査の参考に資する。


【写真】: 苫小牧市役所。エレベータの外、中はもちろん、トイレ(小便器上)にもいたる所に広告が掲示されていました。収入を増やす努力が強く感じられます。(トイレの写真は迷いましたが、掲載します)

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

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