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国際文化スポーツ常任委員会質問 (国際文化観光局)意見要望

国際文化スポーツ常任委員会質問 (国際文化観光局)意見要望

※ 議会によって異なりますが、神奈川県議会においては、質疑の際には、意見・要望を述べます。重要なことであれば、委員会採決時に意見発表(委員会討論)の中に入れたり、本会議採決前の(本会議)討論時に発言に入れるなどもします。本日の私の質問時に述べた意見・要望の概略は以下の通りです。


【さとう知一 意見要望】


今回の目玉政策である かながわ県民割「地元かながわ再発見」のホームページを見ると神奈川県の地図かあり、そこには、定番エリアとして、横浜、鎌倉、箱根があり、それ以外の再発見エリアにおいての県央地区は、清川村と相模原市緑区の相模湖があるだけでした。観光かながわNOWの「おすすめ周遊コース」を見てみると地元の感覚とはかなりずれているように思います。

例えば、大山阿夫利神社や日本三大薬師と言われる日向薬師を含めた観光コースでは、厚木市七沢日向地区や清川村を含めたコースを厚木市や伊勢原市、清川村は推進しているのに現在のように湘南エリアに伊勢原があり、県央エリアに厚木市や愛川町、清川村がある状況では、一体的な売り込みはできないことになります。

と、先週半ばにお伝えしたところ、本日の当常任委員会を待たずに、まずは、表紙部分について早急に修正をして頂けるとのことで、既にご修正をして頂きました。迅速なご対応に感謝するところでありますが、企画としては非常に生煮えであると言わざるを得ません。


「大山 × 箱根 神奈川周遊1泊2日非日常旅」として、コースの概要が示されています。新宿駅から始まって、大山阿夫利神社、大山寺、鶴巻温泉や七沢温泉、その後、箱根の大涌谷園地を廻って、箱根観光船、元箱根を廻って新宿に戻るとあります。非日常旅とあります通り、移動距離や行く場所が盛沢山すぎて、私たち地元の人間にとっては、文字通り、非日常の旅プランとなっているわけですが、一泊二日でこのルートを楽しめると本気で考えているとしたら、観光のプロであったとしても県民目線に立ったプランを理解しているとは言えません。


「地元かながわ再発見」推進事業「かながわ県民割」でありますが、新型コロナの拡大によって深刻な影響を受けた観光事業者を支援すると共に、県民が地元・神奈川県の魅力を再発見する契機とするため、県民限定で、県内旅行の割引を行うキャンペーンを実施するものであります。県内事業者の多くがこの事業にたいへん期待しているところであります。この事業を利用したいと考えている市民、県民もたいへん期待しているところです。

しかしながら、プランや地域分けを見て見ると機械的に区域が分けられ、地域の魅力を十二分に感じて頂くという気概も感じられない非常に残念なものとなっております。

宮ケ瀬ダムは、日本一観光客が多いダムとしても知られていますが、県央エリアのおすすめ周遊コースでは、県立あいかわ公園を「宮ヶ瀬ダム直下に広がる51haの広大な敷地」と紹介するにとどめて居ます。


本県では、横浜・箱根・鎌倉に次ぐ「新たな観光の核」候補地域として、城ヶ島・三崎地域(三浦市)、大山地域(伊勢原市、秦野市、厚木市)、大磯地域(大磯町)の3地域を認定し、海外にも強力に発信できる”新たな観光の核づくり”を進めてきました。令和2年度以降、「新たな観光の核づくり」を進めてきた地域に、今後も観光客を呼び込み、国際的な観光地とするためには、これまで発掘し、磨き上げてきたコンテンツを更に活用していくとともに、観光で稼ぐ力をつけ、自走化するための取組が必要です。特に、令和2年度以降をネクストステージと位置づけ、地域が民間企業等と連携して主体的に推進する取組を「観光の核づくり」とし、支援を行うとしていますが、安易に業者に任せてしまった結果、その視点が消え、魅力のない大変残念なプランとなりました。「地元かながわ再発見」のホームページを見る限り、第4の核づくりの視点をもちつつ、改良して頂きたいと強く要望します。


また、これまでもたくさんの時間と労力を投入して、実現した1124本のツアーですから、外国人観光客のみならず、神奈川県民を中心とした日本人観光客に対しても、フル活用して頂けます様、大きく期待しております。一方、質問を通じて、示しました通り、1124本のツアーにおいてもコロナ対応の有無についての確認をしたうえで、県民への推薦をすることは必須であると考えますし、手軽に利用して頂けるように新たな観光の核づくりの推進をしてきた経緯を理解し、メリハリのあるツアーを分かり易く示して頂きたいと強く要望して、私の質問とします。

ありがとうございました。


※ 以下は、本会議討論のイメージ(本日は常任委員会においての質疑です)

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

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