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ベトナムセミナー(KIS Immigration Seminar)


同じ釜の飯を食った仲間の近藤秀将所長から、「ぜひ、宣伝等にご協力を宜しくお願い致します。」とのメッセージが付されて、セミナーのご案内を頂きました。



( https://fb.me/e/Ypn9uPIv ) KIS Immigration Seminar – Định hướng nghề nghiệp cho Du Học Sinh Việt Nam trong đại dịch Corona | Facebook

 



神奈川県においてもビジネスや留学等により県内で暮らすベトナム人や訪日ベトナム人観光客が増加しており、神奈川とベトナム両地域の相互理解が急務となっています。

この流れの中で、2013年7月の知事とドアン・スアン・フン駐日ベトナム大使(当時)の会談や、同年12月の知事とグエン・タン・ズン首相(当時)の会談等をきっかけに、ベトナムとの交流を活発化させる機運が高まりました。

神奈川県では2015年から「ベトナムフェスタin神奈川」を開催する等、多分野における両地域の交流を深めながら、相互理解を促進し、将来にわたる両地域の継続的な成長と発展を図っています。



そして、私もこの事業に関わる総務政策常任委員会を経て、現在、国際課を所管する国際文化観光・スポーツ常任委員会の委員に就任し、事務事業に関わっています。先の常任員会においても、常任委員会意見発表(委員会討論と呼ぶ地方議会もあります)において、(委員会質疑を経て)以下のように意見を付しました。



委員会中心主義をとる神奈川県議会の意見発表は重く、これから本格的に始まる予算査定を経て、来年度の予算に反映されることとなります。



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2020/12/14 意見発表から引用(国際課所管事業・当該箇所のみ)



次に 国際文化観光局所管の事業の中でも、国際課所管の事業について、であります。

かながわ国際施策推進指針の改定を見据える中、「グローバル人材などの育成」については、県当局や国際課事業受託事業者も、アウトプットとアウトカムの関連性が見えづらく、事務事業を行う中においても、何のために行っているのか、全く見えていないのではないか。と思われる事務事業が並んでいます。

技能実習制度および、外国人研修制度は、1993年(平成5年)に導入され、「技能実習」や「研修」の在留資格で日本に在留する外国人が報酬を伴う技能実習、或いは研修を行う制度です。その実質については、近年、劣悪な労働環境に置かれるなど人権上の問題が指摘されています。

県内で学んでいる留学生が、安心して県内で働けるような仕組みを考えて頂き、国際課事業受託事業者が委託されている事務事業については、大幅に見直した上で、アウトカムを見据えた上で、「グローバル人材の育成」を推進して頂けます様に要望します。

令和2年度国際政策予算の中の「グローバル戦略の推進」については、

「社会・経済のグローバル化が進む中で、神奈川の魅力や先進的な取組みを世界に強力に発信し、神奈川の強みを生かした積極的な国際施策を展開するとともに、グローバル人材の育成や多文化共生社会づくりに積極的に取り組むことにより、神奈川の地域や経済の活性化を図る。」ことを目的に国際文化観光局として、9億円近い予算が計上されています。

ベトナムフェスタなどの開催を支援するベトナム文化など交流事業や、あーすフェスタかながわの開催支援などを行う多文化共生事業をはじめとした多文化共生推進事業、これまでも課題を指摘してきたマグネットカルチャーを推進する文化芸術の創造・発信と鑑賞機会の充実、戦略的プロモーションの推進を行う外国人観光客訪県推進事業など、コロナ禍の影響を受け、事業の中止や大幅見直しがされています。

その一方で、本県の目指す、外国籍県民が暮らしやすい環境づくりや、地域からの国際交流、国際協力の推進については、コロナ禍であるからこそ必要とされる事務事業も多くあると認識しています。

単に事業を取りやめるのではなく、外国籍県民も含めた弱者に寄り添った施策の推進にお勤め頂けるよう要望します。

黒岩知事及び、県庁職員の皆様に対しては、県民も非常に大きな期待を寄せています。終わりの見えにくいコロナ禍にあって、県民目線を忘れず、アウトカムを意識して、事務事業に取り組んで頂けるよう要望します。

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県議会議員〈厚木市・愛川町・清川村〉

佐藤 知一

さとう ともかず

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