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天才の育て方②

前回は子どもこそ天才であり、大人が「所有」という概念でその要素を減らしていくという話を書いた。
くわしくはコチラ↓
https://ameblo.jp/sawakokido6124/entry-12836043025.html

今回はすぐにできる大事なこと3選

というわけで、概論的なハウツーの一部を紹介しよう。

親子で経験を共有する
これに関してはすでにされている方も多いのではないか。
意識的に、無意識に。
どちらでも構わない。
その「経験」で大事にしてほしいのは、普段の生活にて子どもと共に行うことができるか。
一番簡単なのは料理であろう。
私は子どもが0歳の時から、何かしら一緒に作るということを行っていた。
1歳になったら、包丁をプレゼントし、時間が許す限り常に一緒に料理をしていた。
こういった一緒に行う「経験」は一生の宝となるだろう。
また、作るだけではなく、外食するならばその中でも味が一流だと私が思う場所に連れて行っていた。
小田原では個人店が豊富だ。
チェーン店と同じ価格にて、多様な料理を楽しめる。
これらを重要視していたのは、味覚を育てるという観点だけではない。
食事中はどのように調理するか、何が入っているか当てるゲームをしたり、私がTVのレポーターのように常に話す。
このメニューは食材の味がこのように生きているから、おいしいね。などの声かけをしていた。
せっかくお金を払って食べるならば、学びや教育として使うべきだという私の「もったいない」精神からきた行動だが、その結果、本人たちがそれらの味を再現するために試行錯誤するようになった。

今子どもたちは自分たちで食べたいものを作ることができる。
小2の息子の得意料理は「回鍋肉」と「麻婆豆腐」、「ハンバーグ」などなど本人が好きなメニューはなんでも作れる。

ぜひ活用していただけたらと思う。

本気のコミュニケーションをする
叱ることへの良し悪し、怒ることへの良し悪し、褒めることへの良し悪し。
巷では、それらの攻略本のような本が並ぶ。

私はこれらは正しくも正しくもなくあると思っている。
なぜなら、子どもの特性次第で対応が変わるのは当たり前で、一概にこの方法が良いなんてものはあるわけがないからだ。
大人でも同じだろう。

怒る、褒める。どちらであろうと、そこに「本気」があれば良いのだと思っている。
私は最近、美しい言葉を傘にして、誤魔化しのコミュニケーションが横行していると感じている。
美しく生きるために言葉を使うのはいいのだが、言葉は所詮ツールであり、本当に必要なのは自身の生き様だ。
だからよくあなたはどうしたいの?と聞きながら、協力し合えることを探す。

リアルでどのように生きていくかは本人の生き様が反映される。
表面的に美しい言葉だろうと、そうではなかろうと、そこにどのような意思が乗せられているかが重要で、もし相手と意見を違えたら自分が納得するまでぶつかり合えばよいと思う。
他人であれば、その方法の塩梅を考えるが、親子では異なる。

現代は、人間同士のぶつかり合いを避ける傾向があるが、そのやり方も問題となる。
きれいな言葉であなたを心配して、あなたのために言っているとマウントを取ることが多くなるのが現代人だ。
最近記事にした現代人の恐怖などの感情が一方的な正しさを生み、自身の正しさを相手にぶつける。

この行動は総じて、大人が子どもに対して行う行動だ。
子どもは常に身近な大人である親から逃げられない。
それを理解できたら、そこからまたコミュニケーションの方法を学ぶことができるだろう。
逃げ道がないことが何よりも辛いことなのだ。

「伝統」を意識する
日本には心を伝えるための「伝統」がたくさん残っている。
自然と様々なそれらを行事として楽しむことができている日本人。
だからこそ、私は本来の意味の「調和」が可能であると感じている。
全ての「伝統」には生き方、そして、先人の知恵が詰まっている。
そして、海外から様々な文化を取り入れて、自身の「伝統」と融合させ、「調和」してきた結果である。
今では、それらの習慣や意味を知る人は少なくなっている。
歴史が紡いでくれたそれらの行動を子どもたちに紡ぐことこそ、アイデンティティの確立、そして本来の意味で歴史から学ぶこととなる。
国が歴史を紡ぐのではない。人が歴史を紡ぐのだ。
そして、その結果国が生まれるのだ。
必要なのは「人」を愛することだ。
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今回は概念的な3選。
細かい方法論はいくらでも存在する。
私の各種概論は歴史から入る。
それらを知っておくだけで、いくらでも子どもと工夫して過ごすことができる。
何より、TVやゲームに頼ろうと一切思わなくなる。

しかし方法論より心を育てることこそ重要だと思ってる。

そのためには、
親が子どもの成長を邪魔しない
これに尽きるのである。

私の反省も含めて、そして、1歳の時からもつ記憶からいろんな場所でお話をさせていただくのだが、私の持つ視点をシェアすることで何か循環が生まれることを願っている。

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