デジタルのワナ
最近一気に忙しくなりすぎたため、久しぶりになってしまいました。
今回は私が子育てでいつも重要視していた考えをシェアいたします。
各種SNSは先行で記事を書いてるので、すべてのSNSでよかったら
「城戸佐和子」
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人としての成長には欠かせない前頭前野。
これが人間の最上位の司令塔になっていることは、脳科学の世界でも非常に有名な話である。
私がメディアはじめデジタル自体を子育てに使用することに賛成しかねる理由は、IT機器の便利さや影響が彼らの成長を阻む側面も持っているからである。
それらを理解した上で活用することができないようであれば、子どもたちの心身を徐々に蝕んでいく可能性もある。
オンライン上でたくさんの人と交流で来たり、連絡を取り合うことができることは人間社会にプラスをもたらし、その便利さの恩恵はたくさんの方々が享受しているのも事実ではある。
しかし、便利であることに慣れることで私たちはパターン化された情報源に縛られた生活を送ることになる。
その結果、前頭前野を使う機会を失わせることになるのだ。
この便利さに慣れれば慣れるほど、私たちの脳は記憶などの能力を確実に低下させ、殊に乳幼児期はこの影響が特に強くなる。
情報が氾濫する社会だから、
今こそコミュニケーションや「リアル」の大切さを大事にしてほしい。
脳も含めた体にどのような影響があるのかしっかり把握していないことは問題があると、日本大学大学院教授の森昭雄先生は提起している。
人間を人間らしくあるために、記憶・学習・行動の抑制・将来予測・コミュニケーションの円滑・心の動きを司っている前頭前野。
デジタル機器に触れているとき、その前頭前野への血流は安静時以上に下がり、働きが低下することがわかっている。
デジタルで長時間遊んだ後の30分~1時間ほどは、前頭前野がマヒしたような状態になり、機能がなかなか回復せず、この状態で本を読んでも理解力が低下するというデータもある。
また、デジタルを長時間使用し、3年間それを続けた5~18歳の子の脳をMRIで解析すると、前頭前野の思考や言語を司る部分の発達が、長時間視聴していない子に比べて悪くなる傾向がこれまでの研究で確認できている。
スマホの長時間利用も含め、それらデジタル機器が脳に与える影響は、これまでの脳の研究データが示した前頭前野の働きを阻害している可能性があることも視野に入れなくてはならない。
データは基本的に参考になれど、信じすぎることは危険であると思っている私だが、実際大人でも長時間のデジタル機器使用後頭がボーっとする、疲れた感じややる気が出ない、なんだかイライラしやすいと感じたことがあるのではないだろうか?
睡眠不足になりやすいことも問題視されるが、この時の調査では睡眠時間に関わらず、デジタル機器を長時間使用している子が調査の点数を下げた結果になった。
アップルの創業者、スティーブ・ジョブズが彼の子どもたちに対してローテクの親だったという記事が、ニューヨークタイムズ2014年10月の記事に掲載された。
その記事にて、彼は家では子どもたちにテクノロジーを使う機会を制限していると言い切っていた。
テクノロジー会社のCEOやベンチャー投資家たちは、彼らの子どもたちがスクリーンに向かう時間を厳しく制限しているケースはたくさんある。
テクノロジーの危険性まで熟知している彼らのこの行動は、果たして考慮するに値しないことなのだろうか。
世界のテクノロジー関連会社の重役たちは彼らの子どもたちに制限はするが、その方法はまちまちである。
しかし、ルールで共通していることがある。
それは、寝室にスクリーンを持ち込まないこと。
これは例外がないようだ。
「消費される時間」を使用するデジタル機器。
我々が今こそ行わなくてはならないのは、「創造する時間」である。
特に、15歳前後までの子どもたちにとって、後者の時間は非常に貴重なものとなるであろう。
幼い子どもは親の行動はすべてなんでも正しく、信じたい行為であると思っている。
対策としてはこれらデジタル機器は最初の導入が肝心であり、ルールをしっかり決めたうえで使うのがマイナス面を減らせる一つの方法であろう。
しかし、大人が子どもを大人しくさせるために使うような代物ではないのだ。
幼い子どもは常に社会と関わり、コミュニケーションを取りたがっている。
今こそそういったリアルを大切にしていただき、理解し合ったり、喧嘩したり。
そのような貴重な人間同士の関わりを大切にしていただきたいと切に思う。
それが子どもへと紡ぐべき事柄だと思っている。
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2024年02月01日 17:57