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「メガソーラー建設について議場で質疑」


「メガソーラー建設について議場で質疑」

伊勢原市議会6月定例会において、メガソーラー建設に関する市の対応について質問しました。

市側は、現時点では国のガイドラインに基づき環境配慮を求める方針を示しましたが、私からは他市の事例や環境影響評価の基準、市民意見の反映、森林伐採への懸念など、多岐にわたる質問を投げかけ、条例制定の必要性を訴えました。

概要は以下の通りです。

「メガソーラー建設に対する市の立場」

市内のメガソーラー設置状況と市の立場について質問したところ、市は、物流施設の屋上にある1件以外に把握しているものはないとの回答。

「今後の方針」

今後のメガソーラー事業者進出への対応と市の公式な立場を問うと、市は、事業者からの相談があれば関係機関への案内や法令手続きの確認を行うとし、国のガイドラインに基づき環境配慮を求める考えを示す。

「他市の事例」

他市のメガソーラー建設による自然破壊の事例を挙げ、市の環境保護対策と環境影響評価の基準について質問。市は、現時点では既存の関連法令に基づき対応し、環境アセスメントは県の条例に基づき行われるとの回答。

「市民の意見反映と情報公開」

メガソーラー建設計画における市民意見の反映と情報公開について質問、市は、環境アセスメント対象事業では法令に基づき説明会や縦覧の機会が設けられるとの回答。

「森林伐採と生態系への影響」

メガソーラー建設に伴う森林伐採と生態系への影響について質問。市は、森林法に基づき伐採や開発行為が規制されていると説明し、現時点では市独自の規制を課す予定はないと回答。

「太陽光パネルの火災時リスクへの市の認識」

太陽光パネルの火災リスクへの市の認識と過去の火災事例について質問。市は、2019年の消費者庁の報告書を受けリスクを認識しており、市内で火災事例はないと回答。

「火災発生時の対応策と緊急対応計画」

太陽光パネル火災発生時の緊急対応と消防隊員への指示・訓練について質問。市は、消防庁の報告書に基づき対応しており、感電リスクへの配慮や消火方法などを説明。

「太陽光パネル設置に関する規制と安全基準」

太陽光パネル設置の安全基準や規制、市民への情報提供について質問。市は、消防法に基づく規制や危険物施設への設置許可などを説明。

「太陽光パネルの廃棄について」

老朽化した太陽光パネルの廃棄方法について質問、市は、現状では産業廃棄物として処理されるとの説明。

「条例制定の必要性」

これらの議論を踏まえ、森林伐採や廃棄物処理問題など、メガソーラー建設に伴うリスクを考慮し、市独自の条例制定が必要だと改めて訴えた。

「市の見解」

メガソーラー建設は地球温暖化対策に資する一方で、様々な問題が発生するリスクがあることを承知している。市独自の規制条例制定は有効な手段の一つと認識しており、現時点では市独自の規制を課す予定はないが、全国の自治体の動向を注視し、規制条例等について調査研究に努めていきたい」と回答した。

今後とも、この問題に取り組んでまいります。

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伊勢原市議会議員

安藤 玄一

あんどう げんいち

安藤玄一

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