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「AIと政策立案」──その過程を動画で公開

「AIと政策立案」──その過程を動画で公開


【お願い】もし可能であれば、添付の動画について、「チャンネル登録」と「いいねボタンクリック」へのご協力をお願いいたします。
https://www.youtube.com/watch?v=Lav5Ep4sDek


市役所での手続きなどで、「どうしてこの書類が必要なの?」「もう少し簡単にならないか?」と感じたことはありませんか?議員として活動する中で、つい最近そうした相談を受け、SNSでも発信しましたが、あらためて疑問を感じる機会がありました。 特に、費用を払って取得したり、時間と手間をかけて用意する書類について、「法的な根拠はあるのか?」「慣例で行っていないか?」と疑問に感じました。


市民の負担を減らし、行政側の手続きも効率化できないか?


例えば、伊勢原市の場合、足場設置の道路占用許可申請に必要な公図は、法務局で一通540円かかります。しかし、この公図の提出に法的根拠はありません。県内でも19市中6市では公図の提出を求めていません。


現在、私はAI(人工知能)を「デジタルの相談相手」として、議員活動に役立てています。そして、この課題についても深く掘り下げました。コンピュータとアイデア出しの相談をすることで、多角的な視点が得られるのです。


その実際の対話の生の様子を、動画にしましたので、ご覧ください。この対話の中で、課題が整理され、解決策が見えてくる様子をご覧いただけるかと思います。(約20分の動画です)
https://www.youtube.com/watch?v=Lav5Ep4sDek


動画では、「足場の設置に必要な道路占用許可申請に、なぜ有料の公図が必要なのか?」といった具体的な疑問からスタートしています。


動画の内容:AIは、



  • 「法的根拠が曖昧なまま慣例で提出を求めている可能性がある」こと

  • 「同様の課題が、公図以外の書類(登記事項証明書、課税証明書など)でも存在する可能性」

  • 「見直しを進める上でのリスク(行政内部の抵抗、代替確認手段の確保など)」

  • 「具体的な進め方の提案(現状把握→議会での問題提起→実行スキーム提案)」


といった、多角的な視点や具体的な論点を提示してくれました。


重要なのは、AIはあくまで情報を整理して提示するだけのツールだということです。最終的に何が必要で、何が不要か、どのように進めるべきかを判断し、責任を持って実行するのは人間であり、この課題においては、議員である私の選択です。AIは決して判断を下さず、私が判断するための材料を提供してくれる存在です。


このデジタル相談相手はまるで優秀な政策秘書のように、複雑な情報を分かりやすく整理し、論点を明確にしてくれます。人では見落としがちなリスクや可能性を示唆してくれる、心強い「情報整理の助手」であり、新しい視点を与えてくれる存在となっています。


今回のコンピュータとの対話を経て、「法的根拠の曖昧な提出書類を洗い出し、市民負担の軽減と行政の効率化のために見直しを求める」という政策提案を、具体的に進めていく決意をしております。


この取り組みが実現すれば:



  • 書類取得の費用負担がなくなる(年間数十万円の市民負担軽減)

  • 書類取得のための移動時間が節約できる

  • 窓口での待ち時間短縮につながる

  • 手続きの簡素化で申請のハードルが下がる


といった具体的なメリットが期待できます。


まずは、有料で取得の手間がかかる書類を中心に、本当に必要なのかどうか、一つひとつ検証し、議会などを通じて行政に働きかけてまいります。これからの時代、新しい技術を行政サービスや政策立案に活用していくことで、より暮らしやすくなると考えます。


今回の試みが、その一つの事例として、皆さまにも新しい技術活用の可能性を感じていただけたら嬉しいです。


ぜひ、動画をご覧になったご感想や、「こんな書類も不要では?」「行政手続きでこんなことに困っている」といったご意見がございましたら、お気軽にお寄せください。皆さまの声が、より良いまちづくりへの大きな力となります。 


最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも未来へ向けた挑戦を続けてまいります。

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伊勢原市議会議員

安藤 玄一

あんどう げんいち

安藤玄一

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